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リクルート、「Airワーク 給与支払」が賃金のデジタル払いへの対応を開始

リクルートは、給与支払いサービス「 Air ワーク 給与支払」で、賃金のデジタル払い ( 厚生労働省が定める「資金移動業者の口座への資金移動による賃金支払」 ) への対応を 1 月 16 日より開始した。これにより、「 Air ワーク 給与支払」を利用する企業の従業員は、企業が労使協定を締結すれば、同社と三菱 UFJ 銀行が共同出資するリクルート MUFG ビジネス (RMB) が手掛ける決済ブランド「 COIN+( コインプラス ) 」を組み込んだスマホアプリ「エアウォレット」で給与の受け取りが可能になった。働いた分の給与を好きなタイミングで受け取れる「即払い」サービスを用いることで、最短 10 分で 30 万円を残高上限額とした受け取りが可能となる。

「 Air ワーク 給与支払」は、給与振り込みを代行するサービス。中小事業者向けでは、事業者は毎月、所定の賃金支払日に一覧画面から従業員全員の給与を一括で振り込むことができるほか、従業員の希望に応じて働いた分の給与を給与日前に好きなタイミングで支払う「給与即払い」を利用することも可能。中堅・大企業向けでは、「給与即払い」に特化して利用できる。

「給与即払い」とは、従業員が働いた分の給与を、本来の給料日よりも前に、いつでも好きなタイミングで受け取ることができるサービス。当月労働分が翌月遅れて、まとめて 1 回で支払われるという現行制度とは異なる新しい給与受け取りの選択肢。事業者が福利厚生の一環として従業員に「給与即払い」を提供することで、給与を好きなタイミングや頻度で受け取りたいというニーズがある従業員のリテンションや採用力の強化につながる。

今回、 RMB が「給与即払い」での賃金のデジタル払いを手掛ける資金移動業者として厚労大臣より指定を受領したことにより、対象企業の従業員は給与の受け取り手段としてスマホアプリ「エアウォレット」を選べるようになった。「エアウォレット」を通じてさまざまな銀行口座と連携させれば、「エアウォレット」で受け取った給与の対象銀行口座への出金や、アプリ間での送金・受け取りを何度でも無料でスムーズに利用できる。デジタルマネーとして「 COIN+ 」加盟店での決済にも使える。

なお、三菱 UFJ 銀行と保証委託契約を締結し、 RMB の破綻などの緊急時には「 COIN+ 」アカウントで保有されている給与相当額が保証される態勢を整備している。また、三菱 UFJ 銀行は「 Air ワーク給与支払」を取引先のニーズに接した場合に同社に対して紹介するなどの営業協力を行っていく予定だ。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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