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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、東名阪三大都市圏の1月度外食市場動向

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,265人(有効回答数)を対象とした2025年1月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 1月の外食市場規模は、3圏域合計で3066億円。前年同月比は+196億円と、37ヶ月ぶりに市場規模が前年比で縮小した前月から一転プラスに転じた。市場規模の19年(コロナ禍前)比は94.6%で、コロナ禍(2020年3月)以降では最も回復し、3ヶ月ぶりにコロナ禍前比が改善した。特に、首都圏では19年比が99.7%と、ほぼコロナ禍前の水準に回復した。外食実施率と頻度の19年比は前月より後退したが、外食単価が前年比+218 円の3,088円と、1月としては調査開始以来初の3,000円台となり、市場規模の回復につながった。
 市場規模の食事主体業態・計は、19年比98.1%(前月同95.2%)、飲酒主体業態・計は同89.8%(同76.9%)、軽食主体業態・計は同110.0%(同107.0%)。飲酒主体業態・計は、コロナ禍以降では最も回復した。
 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減+37億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同+30億円)、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(同+20億円)等16業態中13業態で前年を上回った。「居酒屋」(延べ回数+45万回、単価+134円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同+11万回、+312円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。19年比では「カラオケボックス」(141.1%)、「アジアン料理店」(120.7%)等、7業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:68.8%(前年比+0.6pt) ②外食頻度:3.66回/月(同-0.05回) ③外食単価:3,088円(同+218円) ④外食市場規模:3066億円(同+196億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:68.8%(前年比+0.7pt)、関西圏:68.0%(同-0.7pt)、東海圏:70.5%(同+3.1pt)
②外食頻度…首都圏:3.83回/月(同-0.06回)、関西圏:3.54回/月(同±0.00回)、東海圏:3.22回/月(同-0.08回)
③外食単価…首都圏:3,266円(同+308円)、関西圏:2,968円(同+97円)、東海圏:2,512円(同+46円)
④外食市場規模…首都圏:1969億円(同+171億円)、関西圏:758億円(同+14億円)、東海圏:338億円(同+10億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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