リクルート、物価高で高まる節約志向の実態と外食での節約行動_意向編
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、物価高で高まる節約志向の実態と外食での節約行動について消費者アンケート調査を実施した。概要編・外食編に引き続き意向編を掲載する。
■たまの贅沢は「外食」が最多の55.7%、節約志向は外食市場にはプラスマイナスの両面
節約の一方でたまに贅沢をする際の出費についても尋ねた。「外食」の割合が最も高く55.7%(前年55.2%)、次いで今回から追加した選択肢の「旅行」が23.3%、3番目に「中食」が23.0%(同24.8%)であった。節約志向は外食市場には、プラス(=たまの贅沢での出費)、マイナス(=節約)の両面がありそうだ。性年代別では、30代女性で「外食」「旅行」「中食」「娯楽・趣味・教養」「美容」でたまに贅沢をする人の割合が、他の性年代のほとんどより高い。また、「内食」「中食」「外食」のいずれかの出費を挙げた人を集計した「食費・計」の割合は30・40代女性が他の性年代より高かった。
■外食でのたまの贅沢は「夕食」中心、回数を増やしたり、注文の単価を上げたり
外食でたまの贅沢をすると回答した人に、具体的な方法を尋ねた。「回数を増やす(夕食)」が最も割合が高く37.6%(前年37.1%)、次いで「注文するものの単価を上げる(夕食)」が35.0%(同35.6%)であった。性年代別では、30代女性は「回数を増やす(夕食)」「回数を増やす(昼食)」「回数を増やす(喫茶)」が、20代男性は「飲食する量を増やす(夕食)」の割合が、他の性年代よりも高かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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