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マイナビ、今年で6年目となる「主婦のアルバイト調査(2024年)」を発表

マイナビは、主婦のアルバイト実態と意識を明らかにすることを目的に、20~50代の既婚女性を対象にしたアルバイト調査を実施し、「主婦のアルバイト調査(2024年)」として発表した。なお、本調査は今年で6年目となる。
■アルバイト・パートで働く主婦の約6割が経済的なゆとりがないと回答
 アルバイト・パートで働く主婦で経済的なゆとりがない割合は61.5%と半数を超えた。子どもの有無別では「子どもがいる人」で62.7%、「子どもがいない人」で54.7%となり、子どもがいる人がいない人に比べ8.0pt高くなった。子どもがいる主婦を年代別でみると、ゆとりがない割合は20代が75.6%と最も高く、年代があがるほどゆとりがあることがわかる。
■今後希望する雇用形態は、3人に2人が「アルバイト・パート」、正社員は約1割にとどまる
 今後希望する雇用形態は、「アルバイト・パート」が66.6%で最も多かった。2位「フルタイム正社員」(10.9%)は約1割にとどまった。現在アルバイトを希望する主婦のうち、過去に正社員になりたいと思ったことがある割合は、子どもがいる人で57.7%と、子どもがいない人より4.0pt高かった。正社員意向がなくなった理由では「仕事と育児の両立が難しそうだから」(27.5%)や「仕事とプライベートの両立が難しそうだから」(20.1%)が上位に挙がった。
■今後希望する働き方が実現できる場合は、4人に3人近くが正社員として働きたい
 今後希望する働き方ができる場合、正社員として働きたい人は72.1%で、実現できれば正社員を希望する条件は、ほぼ半数を占めた「家事・育児・介護等との両立がしやすい」(49.8%)が最も高かった。仕事と育児の両立が可能な職場環境が整備されることで、正社員転換の促進に繋がると考えられる。
■女性の家事・育児の負担軽減や、家庭と仕事を両立しやすい職場環境の整備を行うことが必要
 同社キャリアリサーチラボ研究員の三輪希実氏は、『アルバイト・パートで働く主婦のうち経済的なゆとりがない人は6割以上となり、特に子どもがいる主婦で多く、若年層ほどゆとりがない人が多いことが分かりました。また、アルバイトを希望する主婦で過去に正社員意向があったが、途中で意向がなくなった人は約6割で、子どもがいる人に多く、育児の忙しさが正社員転換の壁になっていることが明らかになりました。しかし、希望する働き方が実現できる場合に正社員を希望する割合は約7割で、実現できれば正社員を希望する条件では家事・育児・介護等との両立のしやすさが挙げる人が多いことが分かりました。今後主婦の正社員転換を推進していくために、女性の家事・育児の負担軽減や、家庭と仕事を両立しやすい職場環境の整備を行うことが必要であると考えられます。』とコメントした。

【主婦のアルバイト調査(2024年)】
目的:主婦のアルバイト実態と意識を明らかにすること
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
対象者:アルバイト就業中の20~50代の既婚女性(非就業者も含む)
回収数:就業者1,764、非就業者(現在無職で希望する雇用形態がアルバイト・パート)1,489
実施期間:2月15日~2月19日

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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