繁盛店の扉 サッポロビール 飲食店サポートサイト

外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、3月の東名阪外食市場規模は3235億円

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪三圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女9,606人(有効回答数)を対象とする2024年3月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 3月の外食市場規模は、3圏域合計で3235億円。前年同月比は+520億円と28ヶ月連続して前年実績を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)比は88.2%で、前月の86.6%から回復した。外食頻度と外食単価の19年比は前月の同指標を下回ったが、外食実施率(70.2%)が2020年2月以来の7割台に達し、市場規模の19年比での3ヶ月ぶりの好転につながった。
 市場規模の食事主体業態・計は19年比98.7%(前月同96.3%)、飲酒主体業態・計は同72.2%(同 70.3%)、軽食主体業態・計は同88.4%(同86.5%)といずれも前月より2ポイント前後上昇。
 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比+76億円)、「和食料理店」(同+75億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同+58億円)等主要16業態中15業態で前年を上回った。うち「居酒屋」(延べ回数+174万回/単価+60円)、「和食料理店」(同+142万回/+107円)等14業態は延べ外食回数・単価ともに前年比プラスを記録した。19年比では「お好み焼き、鉄板焼き等の専業店」(116.0%)等の6業態でコロナ禍前を上回る市場規模であった。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:70.2%(前年比+4.9pt) ②外食頻度:4.00回/月(同+0.27回) ③外食単価:2,913円(同+112円) ④外食市場規模3235億円(同+520億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:69.8%(前年比+5.5pt)、関西圏:70.5%(同+3.8pt)、東海圏:71.1%(同+4.2pt)
②外食頻度…首都圏:4.25回/月(同+0.39回)、関西圏:3.79回/月(同+0.10回)、東海圏:3.45回/月(同+0.12回)
③外食単価…首都圏:3,036円(同+131円)、関西圏:2,821円(同+37円)、東海圏:2,519円(同+129円)
④外食市場規模…首都圏:2060億円(同+402億円)、関西圏:805億円(同+68億円)、東海圏:369億円(同+49億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

過去の記事はこちら