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外食トピックス

フォウカス、飲食店のインバウンド対応に関する調査を実施_具体策編

多言語対応の飲食店専用POSシステム「poscube」を提供するフォウカスは、訪日外国人観光客が多く訪れるエリアの飲食店経営者を対象に、飲食店のインバウンド対応に関する調査を実施した。「概要編」に引き続き「具体策編」を掲載する。
■インバウンド対応施策として飲食店で最も行われていることはキャッシュレス決済システムの導入
 続いて、飲食店のインバウンド対応に取り組んでいる(一部含む)と回答した人に、「インバウンド対応として具体的にどのような取り組みを実施しているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「キャッシュレス決済システムを導入する」で47.5%、2位が「外国語対応が可能なスタッフの雇用・育成」で32.9%、3位が「店内の案内を多言語表記にする」で31.7%という結果になった。この結果から、決済や言語表記関連のインバウンド対応の取り組みを行っている飲食店が多いことが判明した。
■インバウンド対応に取り組む飲食店の過半数は、外国語対応可能なスタッフが在籍している
 また、飲食店のインバウンド対応に取り組んでいる(一部含む)と回答した人に、「外国語の対応が可能なスタッフは、在籍しているか」を尋ねる設問の回答では、「はい」が56.3%、「いいえ」が43.7%という結果になった。この結果から、何らかのインバウンド対応に取り組む飲食店の過半数には、外国語の対応が可能なスタッフが在籍していることが明らかになった。
■外国語に対応したメニューは紙で提供している飲食店が多い
 飲食店のインバウンド対応に取り組んでいる(一部含む)と回答した人に、「外国語に対応したメニューについて、主にどのような形式で提供しているか」を問う設問では、1位が「紙で提供している」で57.0%、2位が「タブレットなどデジタル端末で提供している」で24.0%という結果になった。この結果から外国語に対応したメニューは、まだ紙で提供している飲食店が多いことがわかった。
■インバウンド対応を強化する上で、現在の課題として最も感じることは「語学スキル向上の難しさ」
 最後に、飲食店のインバウンド対応に取り組んでいる(一部含む)と回答した人に、「インバウンド対応を強化する上で、現在の課題として最も感じることは何か」を尋ねる設問の回答で多かったのは、1位が「スタッフの語学スキル向上が難しい」で31.0%、2位が「訪日外国人のニーズが把握しきれない」で22.8%という結果になった。この結果から、訪日外国人が多いエリアの飲食店でインバウンド対応に取り組む飲食店であっても、スタッフの語学スキルの向上や訪日外国人のニーズが把握しきれない、といった課題を抱えていることがわかった。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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