リクルート、宿泊業界にも資金調達サービス「Airキャッシュ」の提供を開始
リクルートは、「じゃらんオンラインカード決済」利用施設向けに、最短翌日入金され、 2 タップで申し込みも簡単にできる資金調達サービス「 Air キャッシュ」の提供を 1 月 9 日より開始する。これにより、設備故障など突発的な要因による急な資金調達に対応しやすくなる。
「 Air キャッシュ」は、将来の売上を今のお金に変える招待制の資金調達サービス。これまでは決済サービス「 Air ペイ」を利用している店舗向けに提供していたが、今回、宿・ホテル予約サイト「じゃらん net 」の「じゃらんオンラインカード決済」利用顧客にもサービス提供範囲を広げる。申し込み手続きはオンライン上にて 2 タップで完結し、書類 ( 代表者本人確認書類、決算書、商業登記簿謄本の書類など ) の準備などは必要ない。また、資金調達後の精算は売上に対して定率引き落し、売上額が少ない月には引き落とし額も少なく済むため、月々の資金繰りを圧迫しづらい設計となっている。さらに、入金は申し込みから最短翌日に可能。この仕組みにより、対象の宿泊施設は設備故障などの突発的な支出等に、迅速かつ低負担で対処することができる。
宿泊業界では、設備故障などが要因で突発的な支出が発生することがある。例えば、急なボイラー故障や水道管のトラブル、繁閑差による売上減など急きょ多額の資金が必要になるケース。また、台風による急なキャンセルによる売上棄損など一時的に収支が見合わなくなるケースもある。しかし、従来の金融機関を通じた資金調達は、審査に時間がかかり、数週間から 1 ヶ月程度かかることが一般的で、急な支出に対する対応が難しいケースがあった。
さらに、融資を受けるためには決算書や詳細な書類を用意する必要があり、特に小規模な施設ではこの対応工数が負担となり、資金調達の手段としては選択するのが容易ではなかった。
こうした課題を解決するため、「 Air キャッシュ」では、「 Air ペイ」や「じゃらん net 」の決済データを基に、将来の売上予測を行い、迅速に資金を提供する仕組みを整えた。これにより、宿泊施設は時間のかかる手続きや書類提出をすることなく、必要な資金を迅速に調達することができる。
同社は、宿泊施設が必要な資金を迅速に調達できる仕組みを提供することで、施設の経営をサポートしたいとしている。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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