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外食トピックス

サッポロビール、地域の食産業を支援する「地域創生事業」を本格展開

サッポロビールは、 2019 年から推進している「地域創生事業」の一環として、北海道が公募した 2024 年度の「新顔冬野菜推進事業委託業務」を受託したと発表した。サッポロビール創業の地である北海道からの公募事業受託によりその活動を本格展開させる。

同社の地域創生事業とは、「継続的に地域課題の解決に貢献する」ことを目的とし、地方自治体の事業を受託することで地域食材ブランディング・販路開拓サポートを担う活動。同社のフードビジネスサポートグループでは、外食企業の食材調達をサポートするなかで、毎日のように外食企業のニーズを聞く一方で、廃業していく生産者の現状にも直面してきた。そこで両者を適切につなぐために日本各地の自治体や地域の生産者を支援する活動として、この活動を開始。同社が長きにわたり培ってきた外食企業との連携ノウハウを生かし、 2019 年から自治体が公募する地域食材の紹介を通じた生産者と飲食店をマッチングするイベントの実施やメニュー開発を、事業受託によりサポートしている。日本全国各地の地域食材の継続的な取引や地域の売上に貢献し、日本の食産業の持続的な発展を支援している。

今回の対象となる「北の新顔冬野菜」は、冬の寒さにより甘みが増すなどの特長を有する「冬季無加温栽培ちぢみほうれんそう」や高価格での取引が期待される「伏せ込み栽培アスパラ」など、北海道の気候を活かした栽培技術や出荷が少なくなる端境期に生産・出荷される冬野菜。冬季の北海道は、農作物の収穫が少なく、生産者の確保などが農業経営の課題となっていた。同社は、この公募事業の受託にて「北の新顔冬野菜」を生産・販売する事業者と飲食店のマッチングを支援することで販路拡大を図り、北海道の農業の課題解決に取り組む。また、 2025 年 1 月 22 日から 1 月 28 日に東京都内有楽町の「北海道どさんこプラザ有楽町店」で、 1 月 29 日から 2 月 4 日に羽田空港の「北海道どさんこプラザ羽田空港店」で、催事販売のフェアを開催することで、認知向上と需要の拡大を図る。

同社にとって、食を通じて顧客に豊かで幸せな人生を届けることは、グループの経営理念および提供価値に通じる取り組みだ。酒類を生業とする同社が培ったリソースを地域の持続的な発展に貢献すべく、また同社の事業活動を支援してくれる全国各地域への恩返しの意味を込め、これからも様々な地域の課題にともに向き合った活動を推進する。同社では、グループのサステナビリティ方針「大地と、ともに、原点から、笑顔づくりを。」のもと、今後も社会共栄に関する活動を一層強化しながら、取り組みを進めていきたいとしている。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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