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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、トレンド座談会のテーマは「焼肉」について

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しているが、今回は11月29日「いい肉の日」にちなみ、「焼肉」についてアンケート調査を実施した。
■焼肉は「食べ放題」より「個別注文」が高い支持に、男女とも「自分で焼く」が多数
 「焼肉を食べに行かない」以外の回答をした人(n=941)を対象に、焼肉に行くならどの方式か聞いたところ、「個別注文派」が半数近い49.0%、「食べ放題派」は若干及ばず45.3%、「コース派」は5.7%という結果だった。
 焼肉に行くなら肉は焼いてもらいたいかという質問では、「自分の分は自分で焼きたい」が60.4%で支持を集め、「同席者に焼いてもらいたい」(20.8%)、「みんなの分まで自分が焼きたい」(9.8%)、「お店の人に焼いてもらいたい」(9.0%)と続いた。性年代別に「自分の分は自分で焼きたい」と回答した人を見てみると、男性は「50代」(73.1%)、「60代」(72.4%)が7割を超え、女性も「40代」(62.4%)、「60代」(72.8%)が高めという結果に。一方、「同席者に焼いてもらいたい」が最も高かったのは「女性20代」で36.1%だった。
■「肉と一緒に炭水化物を食べる人」は7割超、白米と白米以外の炭水化物「両方」を食べる人は4割弱
 焼肉を食べに行くときの流儀に一番近いものはという質問では 、「肉をたくさん食べて白米・炭水化物はとらない」(25.8%)に対して、「肉と白米と白米以外の炭水化物のいずれも食べる」(37.9%)、「肉と白米を食べ、白米以外の炭水化物はとらない」(31.1%)、「肉と白米以外の炭水化物を食べて白米はとらない」(5.1%)と「炭水化物と一緒に食べる人」(計74.2%)は7割を超えることが分かった。そのなかで最も多くの人が答えたのは「肉と白米と白米以外の炭水化物のいずれも食べる」だった。
■「焼肉」と一緒に飲むのは生ビール!半数が支持、脂をさっぱりさせる炭酸系が上位にランクイン
 「お酒をそもそも飲まない、飲めない」「焼肉を食べに行かない」以外の回答をした人(n=762)を対象に、「焼肉」を食べるときに一番飲みたいお酒について聞いたところ、「生ビール」が49.9%と圧倒的に高く、半数近い支持を集めた。続いて「サワー・チューハイ系」(15.1%)、「ハイボール」(4.5%)、「生ビール以外のビール(瓶ビール等)」(2.4%)と炭酸系の飲み物が上位を占めた。脂をさっぱりと流し込むお酒と一緒に楽しみたい人が多いことがうかがえる結果となった。
■「焼肉」への多様なニーズが浮き彫りに
 「ホットペッパーグルメ外食総研」研究員の田中直樹氏は、『今回の調査で、「焼肉」は「食べ放題」よりも、「個別注文派」の方が3.7pt高い49.0%と半数近い結果でした。「食べ放題」は注文の種類や時間の制限を設けた店舗が多いので、限られた種類・時間のなかで食べることより、好きな種類を頼んでじっくりと食べたい人が多いようです。また、「肉を焼いてもらいたいか」では「自分の分は自分で焼きたい」が全体で60.4%と最も高く、性年代別では、全体的に男性のほうが割合は高いものの、男女どの年代でも「自分で焼く」が高い結果でした。男女とも40代以上が高く、特に男性では50代、60代、女性では60代が7割を超え、いわゆる“働き盛り”世代がボリュームゾーンでした。一方「同席者に焼いてもらう」は男女で大きな差があり、全年代で女性のほうが高く特に20代が36.1%と最も高く、男性20代16.7%の倍以上となったのは興味深いです。焼肉店の形態は食べ放題以外に、韓国焼肉のようにスタッフが焼いてくれるお店や、希少部位やオーガニックに特化した専門店など様々なコンセプトを掲げたお店が登場しています。選択肢が増えたことで、自分の好みに合わせて選んでみるのも楽しいかもしれません。』と解説した。

【調査概要】
調査期間:9月6日~9月7日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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