日本チェーンストア協会、10月のスーパー売上高は-1.3%で前年を下回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 47 社・ 9,296 店を対象にした 2024( 令和 6) 年 10 月度チェーンストア販売統計を発表。 10 月は、食料品は節約志向が続いて買上点数が回復しないが、農産品の相場高、店頭価格上昇の影響などもあり販売額は伸びた。衣料品は高気温の影響もあり季節商品を中心に動きが鈍く、住関品の動きも鈍かったことから、総販売額は 1 兆 235 億 7493 万円 ( 店舗調整後前年同月比 98.7 % ) と 3 ヶ月ぶりに前年を下回った。
部門別では、食料品が 7275 億 2433 万円 ( 同 102.4 % ) 、衣料品が 529 億 7351 万円 ( 同 89.4 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2024 億 7342 万円 ( 同 99.0 % ) 、サービスが 24 億 540 万円 ( 同 99.9 % ) 、その他が 381 億 9827 万円 ( 同 65.8 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、じゃがいも、キャベツ、トマト、きゅうり、レタス、ミニトマト、ブロッコリー、かぼちゃ、カット野菜、カットサラダ、カットフルーツなどの動きは良かったが、白菜、大根、長ねぎ、人参、ほうれん草、小松菜、きのこ類などの動きは鈍かった。果物では、梨、りんご、ぶどう、バナナ、キウィフルーツなどの動きは良かったものの、みかん、柿などは動きが鈍かった。
畜産品は、豚肉、鶏肉の動きは良かったが、牛肉の動きは鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きも鈍かった。
水産品は、刺身盛合わせ、まぐろ、かつお、あじ、いわし、サーモン、さんま、うなぎ、塩鮭などの動きは良かったが、たこ、いか、さば、生秋鮭、 冷凍かに・えび、貝類、魚卵などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜はフライ、天ぷら、オードブル、唐揚げ、焼鳥、焼物などは好調だったが、中華の動きは鈍かった。要冷惣菜は、和・洋惣菜共に動きは良かった。米飯、寿司もまずまずの動きだった。
その他食品は、米、飲料、水、牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、冷凍野菜、パスタ、切餅、パン類、乾麺、レトルト、油、シリアル、納豆、海苔、ビスケット、米菓、ビール、ノンアルコール飲料などの動きは良かったものの、カレー・シチュー、カップスープ、カップ・袋麺、チルド麺、インスタントコーヒー、鍋つゆ、豆腐、水物、練物、佃煮、和・洋生菓子、チョコレート、プリン・ゼリー、みりん、焼酎などの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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