J-オイルミルズ、食用油(業務用製品)の購入基準に関する意識調査実施
J-オイルミルズは、飲食業に従事する全国の20~50代男女300名を対象に、お店で使用する食用油の購入時に重視する点や環境に配慮した製品の購入意向、食用油を扱う際に負担を感じていることなど、「食用油(業務用製品)の購入基準に関する意識調査」をインターネットで実施した。
■約3割が食用油の選定にサステナビリティを意識、食用油コストの高い飲食店では過半数が意識
お店で使用する食用油の選定に関して、環境(サステナビリティ)を「意識している」と回答した割合は33.0%だった。店舗の原材料全体コストのうち、食用油のコスト割合が10%以上のお店では、過半数を超える56.4%が「意識している」と回答しており、サステナビリティ意識が高いことがうかがえた。
■食用油の購入時に重視する項目は価格が約8割、経済性(長持ち)が約6割
お店で食用油を購入する際に重視する項目について、「価格」は81.0%が重視、「経済性(長持ち)」が62.3%となった。「健康訴求」の34.7%よりも、価格や経済性(長持ち)、「風味」(56.7%)を重視する傾向があることがわかった。
■食用油を扱う上で負担に感じる項目は「価格の頻繁な変動」で約6割、労働負荷を挙げる回答も
食用油を扱う上で負担に感じる項目として、飲食ビジネスの経営において重要な食材コストに直結する「価格の頻繁な変動」が60.3%と最も多い一方、「フライヤーの清掃作業」が46.7%、「廃油作業」が45.7%、「容器の重さ」が37.3%と労働負荷を挙げる回答も多いということがわかった。
■食用油の価格高騰による経営への影響について過半数が「影響がある」
食用油の価格高騰による経営への影響については、52.7%が「影響がある」と回答した。食用油のコスト割合別でみても、大きな差は見受けられず、同様に影響があることがわかった。
価格高騰に対して工夫していることとして、「油の使用日数を伸ばす」が34.8%と最も多く、次いで「油使用量の多いメニューを減らす」が29.7%、「代替製品を探す」が22.8%、「揚げ焼きをする」が16.5%となった。一方で「工夫していることはない/わからない」は20.9%を占めた。
同社では、『今回の調査では、食用油の選定にサステナビリティを意識する層が3割ほどいることや、経済性(長持ち)を購入時に重視していること、食用油を扱う上での負担として価格変動やフライヤーの清掃、廃油作業、容器の重さなどが挙げられることがわかりました。また、食用油をはじめとする食材コストの高騰が飲食店の経営に影響を与えていることがうかがえました。当社は今後も皆さまの課題に対応する商品開発を進めてまいります。』とまとめた。
【食用油(業務用製品)の購入基準に関する意識調査】
調査手法:ネットリサーチ
対象者:飲食業に従事かつ、食用油の選定/決定に関わっている全国の20~50代男女
回収数:300サンプル
調査期間:9月12日~9月17日
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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