サッポロビール、環境負荷低減麦芽「Clim Trace」をビール製造に採用
サッポロビールは、原料由来の温室効果ガス排出削減に向け、栽培時に環境負荷を低減した大麦を使用した麦芽「 Clim Trace( クライムトレイス ) 」を用いたビールの製造を開始した。まず、「 YEBISU BREWERY TOKYO 」で限定商品「 Velvet twilight( ベルベット トワイライト ) 」を 11 月 13 日に発売した。
「 Clim Trace 」は、フランス大手製麦会社「 Soufflet Malt( スフレモルト ) 」社が製造した麦芽で、その原料となる大麦の栽培時に、土壌分析を行い必要最小かつ最適な肥料の使用にとどめるなど、環境負荷を低減して生産したビールの原料。同社は、「安全・安心」なおいしさを実現するために、原料に徹底的にこだわり、世界各地の生産者と同社フィールドマンがコミュニケーションを取りながら安全・安心・高品質な原料の調達を実現している。フィールドマンが生産地に赴くなど、長年にわたりサプライヤーとの連携に努めてきたことにより「 Clim Trace( クライムトレイス ) 」の採用が実現した。
今回採用した「 Clim Trace 」を提供する「 Soufflet Malt 」社は、将来的に従来の大麦栽培よりも温室効果ガスの排出量を 10 ~ 20 %削減した麦芽の製造を目指しているが、同社は今後もより一層サプライヤーとの連携を強化し、 FLAG ※ 関連の排出削減につなげたいとしている。
※ FLAG(Forest, Land and Agriculture) は、農業や林業、その他土地利用に関連するセクターのことであり、 FLAG 関連排出とは、これらのセクターにおける非エネルギー起源の温室効果ガスを示す
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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