ホットペッパーグルメ外食総研、9月度東名阪三大都市圏の外食市場動向
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,708人(有効回答数)を対象とする2024年9月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
9月の外食市場規模は、3圏域合計で2879億円。前年同月比は+89億円と34ヶ月連続して前年実績を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)比は90.9%で、前月の86.9%を上回った。19年比の改善は2ヶ月連続。外食実施率は19年比-6.6ポイント%(前月同-7.6ポイント)、外食頻度は19年比90.0%(前月同87.9%)。また、外食単価は19年比115.1%(前月同114.3%)と主要指標の19年比がすべて前月を上回り、市場規模の回復につながった。
市場規模の食事主体業態・計は19年比97.3%(前月同93.1%)、飲酒主体業態・計は同78.0%(同74.9%)、軽食主体業態・計は同98.8%(同89.2%)と、いずれのカテゴリーも19年比は前月より改善した。
業態別の市場規模は、「ファミリーレストラン、回転すし等」(前年比増減+28億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同+18億円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同+10億円)等主要16業態中12業態で前年を上回った。「ファミリーレストラン、回転すし等」(延べ回数+142万回/単価+34円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同+40万回/+123円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。19年比では「ファストフード」(121.4%)、「アジアン料理店」(112.3%)、「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」(106.6%)等、6業態がコロナ禍前を上回る市場規模であった。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:69.4%(前年比+2.0pt) ②外食頻度:3.73回/月(同-0.07回) ③外食単価:2,817円(同+65円) ④外食市場規模2879億円(同+89億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:70.0%(前年比+3.4pt)、関西圏:68.3%(同-0.3pt)、東海圏:69.4%(同+1.0pt)
②外食頻度…首都圏:3.85回/月(同-0.15回)、関西圏:3.63回/月(同-0.01回)、東海圏:3.46回/月(同+0.10回)
③外食単価…首都圏:2,973円(同+146円)、関西圏:2,640円(同-159円)、東海圏:2,470円(同+142円)
④外食市場規模…首都圏:1833億円(同+107億円)、関西圏:694億円(同-51億円)、東海圏:352億円(同+32億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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