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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、「2024年の流行グルメ」を発表

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しているが、今回は「2024年の流行グルメ」について調査を実施した結果をレポートした。
■「おにぎり」が1位、TV・SNSなどで話題のもの以外にインバウンド影響も
 選択肢を提示した上で、今年流行ったと思うグルメを聞いたところ、1位は「おにぎり」(16.8%)となり、「SNSでよくみる」「専門店が増えた」「手軽」などさまざまな理由で選ばれた。2位「アサイー」(13.4%)、3位「オートミール」(10.7%)、5位「タンフル(韓国のフルーツ飴)」(10.0%)など、いずれもTVやSNS、YouTube等で話題になったものが上位を多く占める結果に。また「おにぎり」のほか、7位「インバウン丼」(6.6%)や10位「海鮮丼」(5.5%)などインバウンド需要で注目されているメニューもランクインした。
 その他、トップ10は、4位「ドーナツ」(10.3%)、6位「クラフト〇〇(クラフトビール・クラフトコーラなど)」(7.3%)、8位「ジビエ」(5.9%)、9位「アジフライ」(5.8%)であった。
■社会情勢や世相をあらわすものが上位に、「お米」に関するものが3つランクイン
 選択肢を提示した上で、今年を象徴すると思うグルメキーワードを聞いたところ、トップ3は1位「米不足・かさ増しご飯」(16.6%)、2位「おにぎり専門店」(12.9%)、3位「外食値上げ」(11.8%)だった。「米不足・かさ増しご飯」「おにぎり専門店」をはじめ、9位「ライスペーパー」(5.3%)と、「お米」に関係するものが3つランクイン。また直接的ではないが10位に「グルテンフリー」(5.0%)がランクインするなど、「お米」に注目が集まったようだ。
 その他、トップ10は、4位「インバウンド価格」(9.1%)、5位「路上飲み」(7.6%)、6位「ノンアル飲料」(6.8%)、7位「レトロ喫茶」(6.5%)、8位「セルフオーダー(スマホで注文)」(6.2%)であった。
■インバウンド需要を象徴するグルメに注目
 「ホットペッパーグルメ外食総研」研究員の田中直樹氏は、『「2024年流行グルメ」は、TVやSNSなどの影響で話題になったものが多いですが、なかでも1位の「おにぎり」をはじめ、7位「インバウン丼」、10位「海鮮丼」といった、海外からの訪日客の間でもSNSなどで発信され話題になっているグルメがランクインしたことに注目しました。特に1位の「おにぎり」は、「今年を象徴すると思うグルメキーワード」でも「おにぎり専門店」が2位に入るなど注目されていますが、SNS映えやヘルシーなイメージで海外でも話題を集めています。また7位「インバウン丼」、10位「海鮮丼」も、高価格帯で注目を集めたほか、具材たっぷりの海鮮丼がSNSで拡散され人気となりました。グルメキーワードのランキングでも4位に「インバウンド価格」がランクインしています。海外からの発信・拡散によって人気・話題のグルメとなるのは、今年の流行グルメの象徴ともいえそうです。』と解説した。

【アンケート調査概要】
調査期間:11月1日~11月2日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件/女性518件)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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