ホットペッパーグルメ外食総研、忘年会・新年会の動向調査_概要編
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は 、三大都市圏の20~69歳の男女を対象に、今年度(2024年12月~2025年1月)の忘年会・新年会についての消費者アンケート調査を11月1日~11月12日実施し7,642(首都圏3,898/関西圏1,992/東海圏1,752)件の有効回答を得た。外食ドットビズでは、概要編と詳細編の2回に分けて掲載する。
■今年度の忘・新年会への参加回数は昨年度より増加見込みの人が12.7%
忘・新年会への参加回数の見込みは、3圏域計で「昨年度と変わらない」との回答が84.1%、「昨年度より大きく増えそう」「昨年度よりやや増えそう」の“増加派”は計12.7%(前年23.4%)、「昨年度より大きく減りそう」「昨年度よりやや減りそう」の“減少派”は計3.2%(同1.5%)で、増加派が減少派を上回った。増加派の割合は前年に比べほぼ半減したものの、今年度も増加派が減少派を上回ることから、引き続き回復傾向となる見込みだ。また、新型コロナウイルス感染症が昨年5月に5類へ移行したこともあり、平均参加回数(実績)は、忘年会(2022年度0.46回→2023年度0.59回)も、新年会(同0.26回→0.31回)も増加傾向であり、この点からも回復が見込まれる。
■外食での開催“増加派”が12.5%で“減少派”3.1%を上回り、回復傾向が続きそう
忘・新年会への参加回数見込みについて、外食で行う場合とオンライン開催で行う場合の参加方法別に集計した。「外食」では、“増加派”は計12.5%、“減少派”は計 3.1%と、増加派が減少派を上回った。忘・新年会全体と同様に、伸び率は鈍化しているものの、今年度も増加派が減少派を上回ることから、外食での忘・新年会も回復傾向となるだろう。一方、「オンライン開催」についても、増加派が減少派を若干上回っており(増2.8%/減0.3%)、アフターコロナの宴会シーズンでも一定の割合で残ることを示唆している。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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