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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、「飲みたい街ランキング 2024」を発表

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、過去1年間で1回以上飲食を伴う外食をしたことがある首都圏居住者を対象に調査した「飲みたい街ランキング 2024」を発表した。
■総合1位は5年連続で「新宿」、「下北沢」は 2019年以降初めてトップ20入り
 ホットペッパーグルメ外食総研は「飲みたい街ランキング 2024」のトップ60を発表した。うちトップ10は、1位が5年連続となる「新宿」(782)、以下、「銀座」(504)、「東京駅周辺」(502)、「横浜駅周辺」(467)、「池袋」(440)、「新橋」(417)、「上野」(386)、「恵比寿」(358)、「吉祥寺」(339)、「渋谷」(337)であった。
 今回のランキングで、上昇傾向にあるのは「東京駅周辺」の他、13位の「赤坂見附」、17位の「大森・蒲田」、47位の「秋葉原」。「下北沢」は 2019年以降初めてトップ20入りとなり、過去最高位の18位にランクイン。21位~60位圏内で上昇傾向にあるのは、29位「町田」、37位「柏」、45位「八王子」、47位「秋葉原」、53位「溝の口」、54位「五反田」。このうち「町田」「柏」「八王子」「溝の口」「五反田」が過去最高位となった。
■初めて会う異性と飲みたい街は、男性は「新宿」、女性は「恵比寿」
 20~30代を対象とした「初めて会う異性と飲みたい街」は、「新宿」(212)、「恵比寿」(175)、「東京駅周辺」(162)、「渋谷」(141)、「みなとみらい」(132)、「銀座」(125)、「横浜駅周辺」(115)、「六本木」(108)、「表参道」(106)、「池袋」(104)がトップ10。男女別のトップ3は、男性が「新宿」「渋谷」「東京駅周辺」、女性が「恵比寿」「新宿」「東京駅周辺」であった。
 トップ20のうち、総合ランキングより20ランク以上大きく順位を上げたのが、9位の「表参道」(総合順位42位)、13位の「台場」(同51位)、20位の「青山」(同80位)。また、男性が女性より8ランク以上上位につけたのが「代官山」(男性4位/女性13位)と「赤坂見附」(同11位/20位)だった。
■コスパの良いイメージがある街トップ3は「上野」「赤羽」「新橋」
 「コスパの良いイメージがある街」は、「上野」(1257)、「赤羽」(723)、「新橋」(661)、「新宿」(493)、「大森・蒲田」(453)、「池袋」(362)、「北千住」(359)、「野毛」(336)、「横浜駅周辺」(319)、「渋谷」(279)がトップ10。
 総合順位が前年より5ランク以上上昇した街を見てみると、「横浜駅周辺」(17位→4位)、「渋谷」(16位→10位)、「吉祥寺」(22位→9位)、「立川」(30位→22位)だった。
■飲む頻度が高い人の本当は教えたくない推しの街トップ3は「東京駅周辺」「赤坂見附」「渋谷」
 週に1回以上外食で飲酒する人(n=713)に聞いた「本当は教えたくない推しの街」は、「東京駅周辺」(110)、「赤坂見附」(78)、「渋谷」(71)、「代官山」(58)、「みなとみらい」(55)、「大森・蒲田」「銀座」(各52)、「台場」(47)、「人形町」(45)、「下北沢」「新宿」(各41)がトップ10。
 総合順位では20位以下であった「代官山」「台場」「人形町」がトップ10入り、「歌舞伎町」「二子玉川」「荻窪・西荻窪」「月島」「鎌倉」がトップ20にランクインした。
■SNS等情報源の拡大、一人外食の普及やコスパ・対パ志向の高まりなどの変化が順位の変動に影響
 「ホットペッパーグルメ外食総研」研究員の田中直樹氏は、『SNSなどの情報源の拡大、一人外食の普及やコスパ・タイパ思考の高まりなどの変化が順位の変動に影響を及ぼしているように見えます。再開発や集客力の高い施設(ショッピングモールなど)によって人の流れが変わり、注目を集める街が各地で見られ、今後も変動がありそうです。』とコメントした。

【調査概要】
調査時期:8月9日~8月12日
調査会社:マクロミル
調査範囲:首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)居住者
調査対象:過去1年間で1回以上飲食を伴う外食をしたことがある人
サンプル数:2,858
集計方法:選定エリアから3つの街を選び1位3点、2位2点、3位1点で得点を算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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