リクルート、トレンド座談会のテーマは｢飲食店デートでのマナー｣について

リクルートの外食市場に関する調査･研究機関｢ホットペッパーグルメ外食総研(HPGR)｣は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための｢トレンド座談会｣を開催しているが、今回は｢飲食店デートでのマナー｣についてアンケート調査を実施した。
■飲食店デートは男性の方が多くの項目で気を使っている結果に
　飲食店でのデートで｢マナーだと思う｣｢した方が良いと思う｣項目を集計した結果、男女共に｢極力スマホをいじらない｣(男性79.3％/女性90.2％)が2位以下に大差をつけてトップになった。その他、｢男性がドアを開けてあげる｣(同62.5％/39.2％)、｢ドリンクの減り具合を見て次に何を頼むか聞く｣(同59.2％/43.2％)などは男女共に上位にランクインした。また、今回聴取した15項目のうち13項目で男性の方が｢マナーだと思う｣｢した方が良いと思う｣と答えた人の割合が高く、全般的に女性よりも男性の方が飲食店デートで気を使っていることが分かった。
※提示した項目：｢男性がお店の予約をする｣｢男性がドアを開けてあげる｣｢女性は上座に座ってもらう｣｢女性の上着を掛けてあげる｣｢男性がお店の看板メニューなどの下調べをしておく｣｢男性が店員を呼ぶ･注文する｣｢男性が食べるペースを女性に合わせる｣｢食べたものの感想を相手に言う｣｢ドリンクの追加注文のペースを相手に合わせる｣｢ドリンクの減り具合を見て次に何を頼むか聞く｣｢極力スマホをいじらない｣｢食事が終わった後に男性が女性にトイレに行くよう促す｣｢会計前に女性はトイレに行く｣｢会計は女性がトイレに行っている間に男性がする｣｢男性が食事代を全て出す｣
■飲食店デートで｢相手への気遣いできている｣は全体の70.2％
　飲食店での初デートなど、気心知れたというわけではない相手とのデートで相手への気遣いや振る舞いができているかという質問をしたところ、全体では7割が｢できている｣(70.2％)と回答した。特に男性は20代(79.4％)が最も高く、次いで60代(73.9％)という結果に。女性は60代(81.9％)が最も高く、次いで20代(79.7％)だった。また、最も低かったのは男女ともに40代(男性57.3％/女性67.0％)という結果になった。
■飲食店デート最大のマナーはコミュニケーションをとること！ 調査で明らかに
　｢ホットペッパーグルメ外食総研｣研究員の田中直樹氏は、『気になる人と初めての飲食店デート。絶対に嫌われたくない場面だからこそ、どんなことに気遣ったらよいのか迷いますよね。今回は飲食店デートにおいてどんな振る舞いがマナーだと思われているのか調査したところ、男性よりも女性の方が｢マナーだと思う｣｢した方が良いと思う｣の数値が高かったのは｢スマホをいじらない｣｢感想を相手に言う｣のコミュニケーションに関する2項目だけでした。男性の方が女性よりも気を使う項目が多いことが分かった一方、女性は｢女性への気遣い｣よりもコミュニケーションをとることこそデートでのマナーだと考えているようです。』とコメントした。

【アンケート調査概要】
調査期間：3月15日～3月16日
調査方法：インターネットリサーチ
調査対象：全国20代～60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数：1,035 件(男性517件、女性518件)

記事配信・制作協力／外食ドットビズ