日本チェーンストア協会、10月のスーパー売上高は8ヶ月連続の前年比増
日本チェーンストア協会は、会員企業 54 社・ 10,813 店を対象にした 2023( 令和 5) 年 10 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は、節約志向は変わらず買い控えが続いているが、農産品が相場高の影響もあり好調に推移し、食料品全体では店頭価格の上昇もあり売上は好調だった。衣料品は、高気温の影響から秋・冬物商品の動きが鈍かったが、住関品はまずまずの動きだったこともあり、総販売額は、 1 兆 1390 億 2067 万円 ( 店舗調整後前年同月比 103.3 % ) と 8 ヶ月連続で前年を上回った。
部門別では、食料品が 8058 億 5613 万円 ( 店舗調整後前年同月比 105.2 % ) 、衣料品が 627 億 3184 万円 ( 同 94.1 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2099 億 7533 万円 ( 同 103.0 % ) 、サービスが 24 億 196 万円 ( 同 102.5 % ) 、その他が 580 億 5541 万円 ( 同 91.4 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、じゃがいも、大根、白菜、長ねぎ、レタス、きゅうり、キャベツ、なす、さつまいも、小松菜、きのこ類、カット野菜など好調だったが、玉ねぎ、トマト、ブロッコリー、長芋、ほうれん草などの動きは鈍かった。果物では、柿、ぶどう、みかん、バナナなどの動きは良かったが、りんご、梨などの動きは鈍かった。
畜産品は、鶏肉はまずまずの動きだったが、牛肉、豚肉の動きは鈍かった。鶏卵はまずまずの動きだったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、まぐろ、生かつお、生秋鮭、ほたて、冷凍かに、冷凍魚、塩鮭、生筋子、しらす干し、海藻類などはまずまずの動きだったが、刺身盛合わせ、たこ、たら、いか、えび、かき、サーモン、鯛、ひらめなどの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜は揚げ物、スナック、天ぷら、中華、焼き物などは好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに動きは良く、弁当、寿司の動きも良かった。
その他食品は、飲料、乳酸菌飲料、乳製品、牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム、冷凍食品、麺類、パン類、パスタ、調味料、漬物、納豆、豆腐、半生菓子、スナック菓子、豆菓子、グミ、キャンディー、ビール、チューハイ、ウイスキーなどは好調だったが、米、食油、練製品、水物、鍋つゆ、和・洋菓子、チョコレート、ビスケット、ワイン、新ジャンルビールなどの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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