日本チェーンストア協会、2023年12月度のチェーンストア販売統計を発表
日本チェーンストア協会は、会員企業 54 社・ 10,820 店を対象にした 2023( 令和 5) 年 12 月度チェーンストア販売統計を発表。 12 月は、食料品は節約志向から買上点数の減少が続いている中、農産品が相場高の影響もあり堅調に推移し食料品全体では売上は良かった。衣料品は気温高で推移したことから動きが鈍かったが、住関品はまずまずの動きだったこともあり、総販売額は、 1 兆 3588 億 8051 万円 ( 店舗調整後前年同月比 101.7 % ) と 10 ヶ月連続で前年を上回った。
部門別では、食料品が 9394 億 6181 万円 ( 店舗調整後前年同月比 102.4 % ) 、衣料品が 755 億 5314 万円 ( 同 91.2 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2687 億 1916 万円 ( 同 103.9 % ) 、サービスが 30 億 6060 万円 ( 同 90.6 % ) 、その他が 720 億 8580 万円 ( 同 97.7 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、白菜、大根、キャベツ、レタス、きゅうり、長ねぎ、玉ねぎ、なす、ピーマン、芋類、きのこ類、カット野菜などの動きは良かったものの、トマト、ほうれん草などの動きは鈍かった。果物では、ぶどう、いちご、みかん、バナナ、カットフルーツなどの動きは良かったが、りんご、柿、キウィフルーツなどは動きが鈍かった。
畜産品は、鶏肉はまずまずの動きだったが、牛肉、豚肉の動きは鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージはまずまずの動きだった。
水産品は、まぐろ、ぶり、サーモン、ほたて、冷凍エビ・かに、ボイルたらばがに、冷凍魚、魚卵、ちりめんなどはまずまずの動きだったが、刺身盛合わせ、かつお、丸物、うなぎ、あじ、いか、冷凍するめいか・さんま、数の子、うなぎ、開き物、切身、漬け魚、牡蠣、海藻類などは苦戦した。
惣菜は、温惣菜は揚げ物、天ぷら、オードブル、中華、焼き鳥、焼き物などは好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに動きは良く、弁当、寿司の動きも良かった。
その他食品は、米、乳製品、牛乳、乳飲料、飲料、ヨーグルト、アイスクリーム、冷凍食品、パン類、和・洋風調味料、納豆、豆腐、チョコレート、スナック、豆菓子、グミ、のど飴、ギフト、ビール、ノンアルコール飲料などは好調だったが、袋・カップ麺、パスタ、鍋つゆ、スープ類、水物、練製品、インスタントコーヒー、紅茶、ココア、半生菓子、漬物、佃煮、清酒、発泡酒、新ジャンルビールなどの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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