これまで、さまざまなアウトドアシーンと多彩なフード、そしてサッポロビール自慢のビールを融合させてきたお料理企画、Kitchen by SAPPORO OVER QUALITY。第12弾となる今回も、前回同様の特別バージョン。信濃川日出雄先生が描く話題の作品『山と食欲と私』の世界を再現する、ビール×漫画のスペシャルコラボレーション後半戦をお送りします! 単独登山女子を自称する主人公の日々野鮎美ちゃんに扮するは、女性料理家すごうみさとさん。原作24話登場のひと品、まるごとトマトのジャンバラヤを、作品同様の山食として作り上げます!
東京都青梅市にある低山、岩茸石山。スペシャルコラボ後半戦は、前回ミックスナッツのペペロンチーノを食したこの山の中腹から。真っ直ぐ伸びた杉の木が立ち並ぶ純和風のトレイルや、頭上に橋が渡された小さな谷など。情緒豊かな登山道をご機嫌で歩く。
静かな冬山を黙々と進むことまたしばらく。目指す岩茸石山山頂はもう少し。だけど情報では、最後の登りがなかなかにキツいらしい。そんな難所に備え、ポッカサッポロ『レモンの元気』でヤル気をチャージ。そして現れた件の登り。想像以上の傾斜に、思わず足が止まる。
最後の激登りを攻略すれば、そこはお待ちかねの大眺望。東京都心部が一望できるその風景は圧巻。標高800m弱の低山でもこの感動を味わえるんだから、やっぱり登山ってやめられない! なんて思っていたのかどうなのか、すごうさんはしばらくその場に佇んだ。
そのエスニックな味わいとは裏腹に、実はアメリカ南部にルーツを持つというジャンバラヤ。そこに独自のアレンジを加え、漫画発の完全オリジナルな山食へとアップデート。そんな原作者・信濃川日出雄先生の創作料理を、ここに再現!
材料(ふたり分)
- 【事前準備分】
トマト/1個
鶏モモ肉/130g
ピーマン/1/2個
玉ねぎ/1/4個
セロリ/3cm
赤・黄パプリカ/1/2個
ニンニク/1片
塩胡椒/適量
クミンシード/小さじ1/4
オリーブオイル/適量
ケイジャンスパイス/小さじ1/2
タバスコ/お好みで- 【山頂分】
ウインナー/2本
生米(無洗米)/1.2合(180g)
オリーブオイル/適量
固形スープの素/1個(約5g)
ケイジャンスパイス/小さじ1
水/200cc
まるごとトマトのジャンバラヤ
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最高のひと品を味わうには
自宅での事前準備も必要不可欠まずはフライパンでオリーブオイルを熱し、クミンシードを投入。香りが出てきたら、それぞれ1cm角に切った鶏肉30g、ピーマン、玉ねぎ、セロリ、パプリカに、みじん切りのニンニクを加えて炒め合わせる。塩胡椒で味を整え、艶が出るまで炒めたら、中身をくり抜いたトマトに詰め込む。
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エスニックな風味を纏った鶏肉を
パリッと香ばしく焼き上げる残った鶏肉100gは、実際に山で食べるときの主役の一角。ひと口大の大きさに切り分けたら、塩胡椒そしてジャンバラヤの要、ケイジャンスパイスを振りかけてスパイシーに味付けを。皮がパリッパリになるまで焼きを入れたら、ラップに包んで保存しておく。
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そして舞台は山頂に。
手際と効率が最優先だ!ここからは山での調理。とにかく手早く進めることを念頭に、ウインナーを輪切りにし、オリーブオイルを敷いたクッカーで炒める。ある程度の焼き色が着いたら生米を加え、半透明になるくらいまで火を通す。無洗米がない場合は、家でしっかり米研ぎを済ませておくこと!
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中央に鎮座する具入りトマト。
その存在感に胸ワクワク!ここで事前に準備してきた食材が登場。炒めた生米の中央に窪みを作り、STEP1の具入りトマトを入れる。さらにケイジャンスパイス、固形スープの素、水を加えてシングルバーナーにセット。安定しない冬山での火加減に細心の注意を払いながら、丁寧に炊いていく。
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ジャンバラヤ作りの最難関!
赤子泣いても蓋とるべからず目視を怠らず強火をキープし、白い湯気が出てきたら極弱火に。引き続き火の安定に注意しつつ、中からパチパチと音が聞こえてきたら火から下ろす。STEP2で焼いた皮パリ鶏肉と一緒にタオルに包んで5分ほど蒸らせば炊飯終了。どうか上手く炊けてますように!
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スパイシーな香りに思わず垂涎!
早く味わわせてくださーい!クッカーの蓋を開けると、乾いた冬の岩茸石山にスパイシーな香りが立ち上る。どうやら上手く炊けたみたい。そして最後に蒸らしの際に一緒に温めた皮パリ鶏肉を乗せれば、遂に完成、まるごとトマトのジャンバラヤ! 作中では大成功だったが、現実でのお味は如何に!?
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アウトドアブームが叫ばれる昨今。さまざまな野外料理に挑戦する凝り性は数いれど、山食としてジャンバラヤを作ったことがある人は、果たしてどれ程いるだろう。しかもトマトに具材を詰め込んで、なんて……。そんな物語の中にしか登場しないようなひと品が、ここに現実化! 信濃川日出雄先生が描く『山と食欲と私』とSAPPORO OVER QUALITYのスペシャルコラボレーションが完成した。そして訪れた実食の時。サッポロ生ビール黒ラベルをお供に、いざ!
大ヒット漫画『山と食欲と私』と、料理家すごうみさとさん。そんな異色のコラボレーションで作り上げた、Kitchen by SAPPORO OVER QUALITYのスペシャル回。ここではその撮影に同行した、サッポロビール社員Y氏のリアルな声をお届けします。
超本格的な味わいに驚愕。登山の楽しみも実感できた1日に
「前回のペペロンチーノもさることながら、今回のジャンバラヤも最高でしたね。炊飯の火加減が難しいとは聞いていたんですが、炊き上がりもパーフェクト。味付けも超本格的で、とても山の上で食べるゴハンとは思えませんでした。スパイシーな味わいは、言うまでもなくビールとの相性もバツグン。汗をかいて塩分を欲している体にもピッタリだったし、まさに完璧なひと品だったと思います。個人的には山頂からの景色も印象深かった。普段まったく山登りをしない私でもなんとか登り切ることができましたし、あの眺望が東京都内で味わえるということに感動しました。人影まばらな山の雰囲気も良かったし、当然ながら空気もウマい。お陰で少しだけ、登山の楽しみがわかった気がします。まぁその後3〜4日は筋肉痛に苦しみましたけどね(笑)。でもそういう苦労を経たからこそ、食事もビールも、さらに最高のものになったんだと思います」。
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料理家
すごう みさと安定しない山頂での火力に悪戦苦闘しながらも
完成度には満足! ホームパーティーにもオススメです
「予想はしていましたが、やっぱり山頂での火の扱いには苦労しました。それと水加減。トマトの大きさだけで微妙に変わってくるので、ここもなかなか気を使いましたね。だけどその辺りを丁寧にやったからこそ、完成度には満足しています。ビールとのマッチングも最高でしたし。山食とは思えないほど見た目も華やかなので、登山に限らず、キャンプやホームパーティーなんかで作っても良いと思いますよ。もし山で作るなら、味付けは少し濃い目がオススメ。疲れた体には、やや濃い目のはっきりした味付けが正解です」。
※撮影場所は許可を得て自然保護に十分配慮し撮影し、きちんと清掃を行っています。
また、一般の方の立ち入りが規制されている場所が含まれます。
※各シーンの描写は撮影上の演出であり、許可を得た上で安全に十分配慮し撮影しています。
また、一般の方には規制されている行為を含みます。
※飲用シーンの描写は撮影上の演出であり、撮影中のアルコール飲用はありません。
※コンテンツ名「SAPPORO OVER QUALITY」とは、クオリティの高いシチュエーションを表現しており、
製品の品質について言及するものではありません。