11月のスーパー売上高、既存店ベースでは4ヶ月連続で前年を下回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 9825 店舗を対象にした平成 29 年 11 月度チェーンストア販売統計を発表。
食料品は畜産品、水産品は好調だったが、農産品が昨年の相場高の反動で引き続き苦戦した。衣料品、住関品ともに中旬以降の気温低下とともに季節関連商品の動きが良くなったものの、総販売額は 1 兆 753 億 4093 万円 ( 店舗調整後前年同月比 99.4 % ) と 4 ヶ月連続で前年を下回った。
部門別では、食料品が 6887 億 1032 万円 ( 店舗調整後前年同月比 99.6 % ) 、衣料品が 969 億 501 万円 ( 同 100.2 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2213 億 8813 万円 ( 同 97.3 % ) 、サービスが 26 億 640 万円 ( 同 92.4 % ) 、
その他が 657 億 31.7 万円 ( 同 104.6 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、トマト、ブロッコリー、ほうれん草、パプリカ、きのこ類などはまずまずの動きだったが、白菜、キャベツ、大根、じゃがいも、レタス、きゅうり、人参、カット野菜などは苦戦した。果物では、柿、ぶどう、メロン、梨、カットフルーツなどの動きは良かったものの、
りんご、バナナ、キウイルーツ、いちごなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。ハム・ソーセージの動きはまずまず、鶏卵の動きは良かった。
水産品は、刺身盛り合わせ、まぐろ、たこ、あじ、いわし、牡蠣、うなぎ、塩鮭、しらすなどの動きは良かったが、さんま、いか、えびなどの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、中華、焼き物などは堅調だったが、焼き鳥の動きは鈍かった。要冷惣菜は和惣菜の動きは良いものの洋惣菜の動きは鈍く、弁当の動きは良かったが寿司の動きは鈍かった。
その他食品は、米、飲料、乳酸菌飲料、チョコレート、鍋物関連商品、アイスクリーム、納豆、木綿豆腐、カレー・シチュー類、缶詰などは好調だったが、ヨーグルト、冷凍野菜、インスタントコーヒー、食用油などの動きは鈍かった。
記事配信/外食ドットビズ(2017/12/22)
制作協力/外食ドットビズ