1月のスーパー売上高、既存店ベースでは2ヶ月連続で前年を上回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 9954 店舗を対象にした平成 30 年 1 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は相場高の影響もあり農産品が好調、畜産品、水産品の動きも良かった。衣料品、住関品は伸び悩んだが、総販売額は 1 兆 1123 億 1769 万円で前年同月比 ( 店舗調整後 ) 100.6 %と、 2 ヶ月連続でプラスとなった。
部門別では、食料品が 7234 億 8083 万円 ( 店舗調整後前年同月比 101.2 % ) 、衣料品が 943 億 7291 万円 ( 同 99.8 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2221 億 6498 万円 ( 同 99.4 % ) 、サービスが 27 億 3241 万円 ( 同 104.2 % ) 、その他が 695 億 66566 万円 ( 同 99.0 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、はくさい、大根、キャベツ、長いも、ほうれん草、きのこ類、カット野菜などは好調だったが、レタス、トマト、じゃがいも、玉ねぎ、人参がなどの動きは鈍かった。果物では、柑橘類、いちご、バナナ、カットフルーツなどが好調だったが、柿、ぶどう、みかん、りんごなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きは良かった。
水産品は、刺身の盛り合わせ、マグロ、たこ、かれい、うなぎ、塩鮭、牡蠣、海藻類などが好調だったが、かつお、えび、かに、魚卵などは不調だった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、焼き物などの動きは良かったものの、中華、焼き鳥などの動きは鈍かった。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに好調。弁当、寿司の動きも良かった。
その他食品は、乳酸菌飲料、冷凍食品、米、漬物、飲料、缶詰、アイスクリーム、納豆、チョコレートなどは好調だったが、ヨーグルト、調味料、酒類、鍋つゆ、洋菓子などは不調だった。
記事配信/外食ドットビズ(2018/02/26)
制作協力/外食ドットビズ