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外食トピックス

1月の外食売上高、前年比103.1%と17ヶ月連続で前年を上回る

日本フードサービス協会 (JF) は、会員企業 ( 有効回収事業者数 192 社・店舗数 36,197 店 ) を対象とした 2018 年 1 月度の外食産業動向を発表。なお、本調査は、新規店も含めた全店データを業界全体および業態別に集計し、前年同月比を算出したもの。

1 月は、正月三が日や成人の日など年始需要が概ね好調。下旬の関東地方を中心とした大雪や強い寒気が客足に影響を与えたが、 FF が洋風・和風を中心に好調を維持したことに加え、 FR でも引き続き客単価が上昇していることから、全体売上は 103.1 %と 17 ヶ月連続して前年を上回った。

全体および業態別概況は以下の通り。 ( ) は、業態合計の対前年同月比
■全体  ( 売上高 103.1 %・店舗数 100.6 %・客数 100.6 %・客単価 102.5 % )
■ファーストフード業態  ( 売上高 105.4 %・店舗数 100.5 %・客数 101.9 %・客単価 103.4 % )

全体売上は 105.4 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は引き続き期間限定商品やリニューアル商品が好調で 107.4 %。「和風」は鍋メニューのテイクアウト訴求が奏功し、原材料高による価格改定とあいまって 107.1 %。「麺類」は店舗増とトッピングの値上げなどで 103.1 %。「持ち帰り米飯・回転寿司」は降雪が客数と物流に影響し 99.2 %。「その他」は「カレー」が商品価格の順次改定により引き続き客単価上昇し 103.0 %となった。
■ファミリーレストラン業態  ( 売上高 100.8 %・店舗数 101.2 %・客数 98.2 %・客単価 102.7 % )

全体売上は 100.8 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は高単価メニューが堅調で客単価は上昇しているものの、雪の影響に加え、元日休業など営業時間の短縮もあり客数が伸びず 99.8 %。「和風」は年始の正月需要で客単価が上がったものの、雪の影響でシニアなどの顧客が減少し 97.8 %。「中華」は店舗増や割引キャンペーンなどの集客効果による客数増で 102.5 %。「焼き肉」は引き続き好調で 108.3 %と 14 ヶ月連続して前年を上回った。
■パブ / 居酒屋業態  ( 売上高 96.4 %・店舗数 96.7 %・客数 98.1 %・客単価 98.3 % )

飲酒業態は、年始需要は好調だったものの、下旬の大雪と気温の低下などが客足に影響し、全体売上は 96.4 %と前年を下回った。「パブ・ビアホール」は、大規模な年始のセールで客数増となったものの、セール割引で客単価が下がり、売上は 97.7 %。「居酒屋」は、店舗減少と雪の影響で、売上は 96.1 %と前年を下回った。
■ディナーレストラン業態  ( 売上高 103.5 %・店舗数 99.4 %・客数 102.7 %・客単価 100.7 % )

雪の影響はあったものの年始需要が好調なところが多く、売上 103.5 %となった。
■喫茶業態  ( 売上高 101.1 %・店舗数 102.1 %・客数 99.2 %・客単価 101.9 % )

ホットフードや菓子メーカーとコラボしたホットドリンクが好評で客単価上昇、売上は 101.1 %となった。

記事配信/外食ドットビズ(2018/02/28)
制作協力/外食ドットビズ

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