ディップ、7月の全国アルバイト･パート平均時給は84円増の1,364円

ディップは、アルバイト･パート求人情報サイト｢バイトル｣など同社の運営するサービスに掲載されたデータをもとに集計した2024年7月度のアルバイト時給データを公表した。
　7月の全国アルバイト･パート平均時給は、前年比84円(6.6％)増の1,364円、また、｢バイトル｣に掲載された求人件数は約300,000件(前年比9.9％増)であった。
　職種別では、58円(5.4％)増の1,142円と、前月と同額で過去最高タイであった飲食の職業をはじめ9職種中5職種の大カテゴリーで前年を上回ったが、4職種で前年を下回った。事務的職業は66円(4.9％)減の1,274円、専門的職業は302円(19.8％)増の1,828円、販売の職業は95円(8.7％)増の1,183円、サービスの職業は96円(7.9％)増の1,304円、運搬･清掃･包装等の職業は138円(10.3％)減の1,206円、建設の職業は233円(14.5％)減の1,370円、製造･技能の職業は268円(18.6％)減の1,174円、教育の職業は422円(29.8％)増の1,837円となった。なお、飲食の職業を詳細にみてみると、ホール･キッチンスタッフが59円(5.4％)増の1,145円、居酒屋･バーが10円(0.8％)増の1,333円、カフェ･レストラン･ファストフードが37円(3.3％)増の1,153円、フード･飲食その他が54円(5.0％)増の1,127円だった。
　エリア別では、関東エリアが157円(12.2％)増の1,444円、東海エリアが28円(2.2％)減の1,228円、関西エリアが30円(2.3％)増の1,311円、九州エリアが138円(10.8％)増の1,418円であった。うち、飲食の職業は、関東エリアが58円(5.1％)増の1,206円、東海エリアが55円(5.2％)増の1,110円、関西エリアが53円(4.9％)増の1,134円、九州エリアが53円(5.4％)増の1,030円であった。

【調査概要】
2018年3月より、職種カテゴリを厚生労働省開示の9職種へ変更。なお、前月比･前年比は、2016年1月以降の平均時給を9職種の新カテゴリで再抽出し表記
該当月、アルバイトの求人情報サイト｢バイトル｣、採用ページ制作サービス｢採用ページコボット｣に掲載されたデータより、雇用形態｢派遣｣の仕事情報、接待を伴うアルコール主体の飲食店を除く、給与が時給制の仕事情報より算出
集計対象エリア：全国47都道府県
関東：東京･神奈川･千葉･埼玉･群馬･栃木･茨城
東海：岐阜･静岡･愛知･三重県
関西：滋賀･京都･大阪府･兵庫･奈良･和歌山
九州：福岡･佐賀･長崎･熊本･大分･宮崎･鹿児島･沖縄

記事配信・制作協力／外食ドットビズ