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サッポロの実行者たち
仕事と人を知る

真田 莉帆
サプライチェーンマネジメント部
2016年入社/商学部卒
真田 莉帆
サプライチェーンマネジメント部
2016年入社/商学部卒
入社からの経歴
2016年〜
サプライチェーンマネジメント部
仙台工場担当
2018年~
千葉工場担当
2020年~
北海道・九州担当 兼 アナリスト
2021年~
アナリスト専任

PROFILE

ビール好きだったこともあり、ビール業界を志して就職活動を行う。出会った社員全員が「うちの会社の魅力は商品です!」と自信を持って語っていたことに惹かれ、サッポロビールに入社。現在は「周囲を巻き込むこと」を意識し、丁寧に関連部署への情報共有や相談を行いながらサプライチェーンマネジメントの業務に携わる。

※インタビュー内容は取材時のものです。

SECTION 01

4ヵ月先の需要を予測し、全国の適正な在庫量を維持。

私は入社以来ずっと、サプライチェーンマネジメント部に所属しています。商品の需要を予測し、その予測をもとに製造計画を立て、全国の出荷拠点に在庫配置を行うのが私たちの仕事です。仙台工場や千葉工場の担当だったころは、それぞれの工場に関わる商品需要を予測し、工場の製造部門と連携して生産量の調整を行っていました。入社5年目でアナリストとなってからは、全国的な動きを見て商品全体の需要を予測して、各工場の担当者と連携して生産量の調整を行っています。
過不足のない在庫を維持することで、販売機会のロスが生じてしまったり、反対に余剰在庫を生んでしまったりしないようにするのが私たちの役目です。適正に在庫を配置することで、お客様にいつでもどこでも新鮮なビールを飲んでいただける環境が整います。サッポロビールの商品が持つ価値をお客様にしっかり届けていくために、私たちサプライチェーンマネジメント部も大きな役割を担っています。
もちろん将来の需要予測をすることは簡単ではありませんが、工場の生産体制を整えるためには4ヵ月先の予測が必要です。例年の実績や直近の出荷実績、販促施策の状況などさまざまな要素を汲み取って予測を立てていますが、その予測が当たることばかりではありません。しかし、予測から外れた動きを見せた場合の生産調整プランを事前にいくつも作成し、製造部門ともあらかじめ共有しておくことで、迅速に適正在庫を整えられる準備を行っています。

私のとある1日​

9:30
社内打ち合わせ
営業部門、ブランド部門と打ち合わせ。
11:00
出荷実績を確認
当日の出荷状況をリアルタイムでチェック。予想外の動きがあれば、在庫の転送などの対応を行う。
12:00
ランチ
他部署の同期と近くのお店に。他の部門でがんばる同期の話を聞き、刺激を受ける。
13:00
売上予測の修正
出荷実績を見て、売上予測を見直す。
15:30
社内打ち合わせ
改革推進部・酒類戦略部と打ち合わせ。廃棄削減のプロジェクトに関する課題について話し合う。
18:30
社内懇親
新入社員を若手メンバーで歓迎!(2019年撮影)
SECTION 02

廃棄削減プロジェクトに参加し、新たな考え方を提案

「誰かの、いちばん星であれ」というビジョンには、「サッポロビールが好き」と言ってくれるお客様がひとりでもいる限り、全力をつくす当社の姿勢がよく表れていると思います。そうした企業姿勢に私は共感しており、サッポロビールがお客様や社会に必要とされる会社であり続けるために自分も貢献したいという想いから、全部門が連携して取り組む廃棄削減プロジェクトに参加しています。
このプロジェクトの中で、私はひとつの廃棄削減案を提案しました。それは、新商品発売やリニューアルの際に段ボールに入れる「NEW」のマークについて、改めて考えてみようというもの。通常、新発売時やリニューアル時には、商品を6缶ごとにまとめるスリーブや24缶ごとに運送するための段ボールケースに、一定期間にわたって「NEW」のマークを入れています。お客様に新商品やリニューアル商品であることを告知するために、従来から行っている施策です。
しかし、「NEW」が入った段ボールケースは決まった期間しか使用できないため、どうしてもロスが出てしまいます。スリーブは難しいとしても、段ボールケースであればお客様の目に触れる機会も少ないため、「NEW」を入れなくても影響が少ないのではないかと私は考えました。
段ボールのデザインはブランディングに関わることなので、ブランド部門の担当者と繰り返し話し合いを行いました。その結果、「GOLD STAR」のリニューアルの際には、段ボールに「NEW」のマークを入れるのをやめてみることにしました。売上にどのような影響が出るかはわかりませんが、ひとつの新しい考え方を社内に提案できたのではないかと思っています。
SECTION 03

会社や社会にとっての「全体最適」を、いつも最優先に。

私たちの仕事は、販売部門や製造部門、ブランド部門と連携し、製造からお客様に届けるまでの全体を見て最適化することが大切です。例えば、販売部門にとって最適な状態と製造部門にとって最適な状態は異なります。販売部門は欠品が絶対にないように豊富に在庫を備えてほしいものですし、製造部門は製造効率を重視したいものです。そうした中で私たちが調整を行い、会社全体にとって最適な選択ができるようにしています。
「全体最適」の視点は、どのような仕事でも必ず役に立つもの。今後どの部門に異動になったとしても、「全体最適」を忘れずに自分の仕事に取り組んでいきたいです。また、「全体最適」の重要性を社内にもっと広めていき、社員全員が当たり前にその意識を持てるようになるのが理想だとも考えています。
そして、会社全体だけでなく、社会全体に最適な選択をすることも大切だと思っています。例えば、サッポロビールのことだけを考えれば、お客様にたくさんお酒を飲んでいただいた方が売上は上がるでしょう。しかし、お客様に適正飲酒の意識を持っていただき、健康を害さずに長くお酒を楽しんでいただくことが、お客様や社会にとっての最適な状態です。また、私が取り組んでいる廃棄削減プロジェクトも、社会にとって最適な選択を模索していくものです。こうして社会の「全体最適」を考えることで、サッポロビールを社会から強く必要とされる企業にしていきたいですね。
SECTION 04

未来の仲間たちへ​

「大好きな商品を多くのお客様に飲んでいただきたい」という共通の想いを持ち、サッポロビールではさまざまな部門の社員が働いています。魅力的な価値を持つサッポロビールの商品をお客様に届けるために、あなたの能力を活かせる仕事がきっとあるはずです。サッポロビールが長く愛される企業となるように、一緒に未来を創っていきましょう!

真田さんてどんな人?

沈着冷静な判断ができ、積極的に行動できる人です。新入社員当時から落ち着いていて安定的な仕事ぶりでしたが、最近の臆することなく交渉している姿を見ると、より磨きがかかったように思います。仕事柄多くの関係部署との調整が必要な業務ですが、周囲を巻き込み、常に最善手を模索して行動する姿勢は部内外からの信頼も厚いと感じています。将来どのような活躍をされるのか、とても楽しみな人です。

サプライチェーンマネジメント部 S.S

いつも冷静で、みんなの味方です。真田さんはなんといっても安心感! トラブルが起きても冷静に判断して対応されているので、本当に尊敬できる先輩です。そして、どのビール工場の需給担当もできるサプライチェーンマネジメント部のオールマイティー! そんな反面、旅行が趣味でダイビングのライセンスもお持ちで、夏は日焼けでこんがりしています!

サプライチェーンマネジメント部 S.N

常に実現化発想で考えてくれて、的確な判断力を持っている人です!営業現場のやりたいことをどうやったら実現できるか、という相談をさせていただくことが多いのですが、常に実現化に向けた発想で一緒に考えてくれます。できること・できないことを素早く的確に判断してくれるだけでなく、別の選択肢を示してくれることもあり、とても頼もしい存在です!

流通営業本部 流通統括部 I.Y

使命感に燃える、現代の武将! 真田さんが所属するサプライチェーンマネジメント部は、サッポロビールの魂がこもった大事な製品を、お客様に安定供給することが使命です。真田さんは冷静でクールな人と見られがちですが、疑問点や変えるべき点を見つけたときは、内に秘めた熱い使命感をもって、関係者を巻き込んで論理的かつ確実に改善を進めていきます。真田さんの入社当初に、某テレビドラマから引用して「真田丸」と呼んでいましたが、一緒に働いてみて真田さんの使命感の強さを目の当たりにし、サッポロビールを支える覚悟は“まさに武将のごとし”と感じました。

ポッカサッポロフード&ビバレッジ dX推進部 O.S

アナリストは、数か月先の需要予測・生産体制の確保から日々の在庫調整に至るまで、様々な視点・時間軸での需給調整が求められますが、SCMに必要と言われる鳥の目・魚の目・虫の目の感覚を兼ね備えている人です。新たなカテゴリの商品発売や、需要が大きく変動する時期の基軸商品のリニューアル発売を担当した時も、困難な場面であっても、持ち前の広い視野と的確な判断力をもってサプライチェーン内の各部署と調整し、円滑に商品を供給することができました。今後のご活躍が楽しみです。

サプライチェーンマネジメント部 K.K