SAPPORO 乾杯をもっとおいしく

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サッポロの実行者たち
仕事と人を知る

新木 絵理
新価値開発部
2013年入社/経営学部卒
新木 絵理
新価値開発部
2013年入社/経営学部卒
入社からの経歴
2013年~
中四国本部 中国流通営業部 広島・岡山エリア担当(家庭用営業)
2016年〜
新価値開発部

PROFILE

学生時代はマーケティング科に所属。広告代理店への就職を志望していた時期があるものの、「自分で商品を企画し、それを広告したほうがおもしろいのでは?」と考えてメーカー志望に。サッポロビールの会社説明会で「お酒は人生の喜怒哀楽すべてに寄り添える」という言葉を聞き、お客様の人生の豊かさまでを考える企業姿勢に共感する。

※インタビュー内容は取材時のものです。

SECTION 01

お客様の「おいしい」という声が、商品企画の原動力。

新価値開発部に所属し、ビールテイストやRTD(酎ハイ)などの商品企画を担当しています。さまざまな調査から仮説を立て、新商品を企画するだけでなく、技術者と一緒にコンセプトに沿った中味を開発し、商品名やパッケージデザインを決定し、販促コミュニケーションを立案するところまでが私の仕事です。多くの関係部門に協力いただきながら進めていく仕事なので、企画力はもちろんのこと、スケジュール管理などの調整力も求められます。
自分が企画書を書くところから始めた商品が、さまざまな課題を乗り越えて次第に形になっていき、最終的にお店に並んでいるのを見ると本当に嬉しいですね。モノ造りをしているメーカーにとって商品開発は事業の軸となる部門なので、自分の仕事には大きな責任とやりがいを感じています。常に考え続けなければいけないので楽な仕事ではありませんが、新商品をゼロから立ち上げることができる喜びや、自分が企画した商品をお客様に「おいしい!」と言っていただけたときの感動は、この仕事ならではのものだと思います。
私が仕事で大切にしているのは、「相手の心を動かすスリーステップ」です。これは最初の配属先で営業をしていたころに先輩から教えてもらった考え方ですが、誰かの心を動かしたいと思ったら「(相手を)知る→考える→響かせる」というステップを踏むことを意識しよう、というもの。忙しく仕事をしていると、「何かしなければ」とアクションを考え出すことから始めてしまいがちですが、考える前にまずは相手の状況や課題をきちんと知ることが重要です。この考え方は、現在の商品企画の仕事にもすごく活きており、お客様はもちろんのこと、関係部署の方々の想いや技術課題などを深く理解することが、より良い仕事をする上では不可欠だと考えています。

私のとある1日​

10:00
社内打ち合わせ
新商品に使用する原料について打ち合わせを行う。
11:00
新企画提案
新商品の企画を思いつけば、企画書に落とし込んですぐに上司に提案。月に一本は新企画を提案するようにしている。
12:00
ランチ
同僚と一緒に、会社近くの飲食店へ。なにげなく交わした会話が、新企画のヒントになることも。
15:00
社外打ち合わせ
デザイン会社との打ち合わせを行う。新商品の企画を成功させるためには、社外のパートナーにも協力いただくことが不可欠。
16:00
試作品の試飲
新商品のサンプルを何種類も試飲して、ブラッシュアップの方向性を決めていく。
17:00
ワークショップの実施
部のメンバーとアイデア発散。様々な角度から議論して、新商品の芽を見つけ出す。
SECTION 02

「確かなおいしさ」を実現し、感動を提供できた「GOLD STAR」。

2020年に発売した「GOLD STAR」は、私が企画した商品です。非常に競争が激しい新ジャンル市場において、「サッポロビールの本気」や「味の確かさ」をお客様に感じていただける商品を企画したいと考え続け、「黒ラベルの麦芽 × ヱビスのホップ」というコンセプトに辿り着きました。当初は、黒ラベルとヱビスというサッポロビールが誇る2大ブランドの要素をかけ合わせることに、「こんな大胆な企画を実現できるのだろうか」と自分自身でも半信半疑でした。しかし、上司に提案したところ、「やってみよう」と前向きな反応を示してくれたことで動き出した企画です。
さまざまな部門の協力のもとに開発を進めることで、「GOLD STAR」はなにひとつ悔いのない商品に仕上げることができました。「黒ラベルの麦芽 × ヱビスのホップ」というサッポロビールにしかできない方法で、私たちの自信と決意を示して「確かなおいしさ」を届けられたと思います。新ジャンルの商品に「ビールの代替」という妥協感を抱かれているお客様も多かったのですが、「これまで『これでいいや』と思って新ジャンルを飲んでいましたが、初めて『これがいい!』と思えました」というような声を数多くいただくことができました。
「GOLD STAR」は発売前から多くの反響があり、発売と同時に多くの出荷数を記録することができました。そして、現在も前年を超えて順調に出荷数が伸びており、たくさんのお客様に「GOLD STAR」のファンになっていただけたことがわかります。お客様に新しい喜びをお届けできて、とても嬉しいですね。
SECTION 03

熱量を持ち、これからの時代に必要なお酒を企画していく。

商品開発の仕事は、どれだけ熱量を持って取り組めるかがすごく重要です。私たちの事業は、B to B to Cとも言われている通り、小売店様を通してお客様に商品を販売しています。商品を企画した私たちが高い熱量を持つことによって、それが営業担当者にも伝わり、そして小売店様にも伝わっていくもの。開発者である私たちの熱量によって、商品に関わるすべての人のモチベーションを高めていけるはずです。お客様のもとまで熱量を持って商品を届けるために、まずは企画を担当する私が強い熱意を持ちたいと思っています。
そして、現在のお酒のカテゴリや枠にとらわれない新しい価値提案を行っていきたいですね。そのためにも、世の中やお客様の心の変化を敏感にキャッチできるように意識しています。今はコロナ禍の影響で社会に漠然とした不安感があるように感じますが、近い将来にまた夢が広がり、未来に対する希望をみんなが持てる時代が来るはずです。そうした時代にはどういうお酒をお客様に提供すべきなのかを考え、今後も新たな商品を企画していきます。
お酒には、人と人をつなげ、心を豊かにする力があると私は信じています。私が就職活動時にサッポロビールの会社説明会で聞いた「お酒は人生の喜怒哀楽すべてに寄り添える」という言葉は、まさにそのとおりだと思います。自分が企画した商品を通してお酒の持つ魅力を伝え、お客様にサッポロビールのファンになっていただき、新しいお酒の未来をお客様と一緒に創りあげていきたいです。
SECTION 04

未来の仲間たちへ

サッポロビールでは若手のころから責任ある仕事を任せてもらうことができ、自分が成長することで会社に、そして社会に貢献できているのを実感できます。そして、商品を通して、今までにない楽しさや感動をお客様に届け、多くの人の心を豊かにできます。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています! 健康第一で就職活動をがんばってください!

新木さんてどんな人?

まだ見ぬシーンが見える人です。商品開発担当者の大事な仕事のひとつがパッケージをつくること。とはいえ担当者自身がデザイン制作をするわけではなく、実際にデザインをするデザイナーへ商品のイメージやお客様像などを伝えることがその仕事です。新木さんは言葉だけでなく自身の手描きのイメージを添え、いつも具体的で豊かなイメージをデザイナーに伝えています。きっと彼女の眼にはその商品がお客様に愛されるシーンが見えているのだろうと思います。

新価値開発部 K.H

芯が強く、なにごとにも前向きに取り組む努力家。なにか特別なことがあるわけではなく、日々の企画提案、商品勉強会などの準備やプレゼンなど、多くの部分で準備をしっかり行い、議論をリードする姿を見ており、大変頼りにしています。現在、一緒に新しいサービスづくりにトライしていますが、新しい体験にも積極的に取り組んですぐにノウハウを吸収してくれるため、スピーディーにプロジェクトを進めることができており、大変助かっています。

新価値開発部兼ビール&RTD事業部 A.T

芯の強さと、しなやかさのあるマーケターです。開発部門から営業部門にいたるまで、いろんな立場の人と関わる業務。いろんな立場から、いろんな意見がくるので、ときには意見の相違があります。そんなときでもしっかりとご自身の想いと信念を伝えつつ、良い意見は素直に柔軟に取り入れ、みんなを味方にしていく姿をいつも尊敬しています!

新価値開発部 Y.K

面倒見がよく、なにごとにおいても丁寧な人。私が新入社員のころ、右も左もわからないときにすごく気にかけてくださって、一から丁寧に教えてくださいました。また、仕事をする上で新価値開発部は多くの部署の方と関わる機会が多いのですが、誰に対しても丁寧に企画の説明をして、周りの理解を得ながら企画を前に進める姿を見て、毎日勉強させてもらっていました。

ビール&RTD事業部 M.R

新たな刺激にワクワクする、器用な仕事人。2人で海外旅行に行った際、雑貨屋さんやお土産屋さんで「こんなのできたらおもしろくない?」と言っている目がキラキラしており、アイデアや仕事の話で大盛り上がりします。また、非常に頭がよく、人のことをよく観察しており、いい意味でその人・その場に合わせた「新木」を上手く出し、役回りをするカメレオンのような器用さを持ち合わせています。

流通統括部 流通戦略グループ W.A