SAPPORO 乾杯をもっとおいしく

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サッポロの実行者たち
仕事と人を知る

橘 良汰
国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部
2014年入社/経済学部卒
橘 良汰
国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部
2014年入社/経済学部卒
入社からの経歴
2014年~
近畿圏本部 近畿統括支社 神戸支社
2017年~
首都圏本部 埼玉統括支社 埼玉支社
2019年~
国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部(韓国・中国担当)
2020年~
同事業部(欧州担当)

PROFILE

神戸支社と埼玉支社で計5年、業務用営業に従事した後、国際事業本部へと異動。韓国・中国の担当を経て、今後の注力地域である欧州を受け持つことに。国際事業は学生時代からの夢だった仕事であり、現在は相手国の理解深耕に努めながら業務に励んでいる。まもなくオランダの現地法人に赴任する予定。

※インタビュー内容は取材時のものです。

SECTION 01

ビール文化の先進地域・欧州に、SAPPOROを広げていく。

現在私は、欧州向けの輸出に携わっています。現地の販売代理店を介してサッポロ商品の拡販を図るとともに、各国における適切なブランド管理等をするのが主な仕事です。
当社が海外市場に投入しているのはSAPPORO PREMIUM BEERというプレミアムカテゴリーの商品で、米国市場では30年以上前からアジアビールNo.1の座を堅持しています。また近年では、東アジアへの輸出に加え、東南アジアでもプレゼンスの向上を図るなど、事業の強化・多角化が推進されています。このような方針の下、次なる候補地にあがったのが欧州でした。欧州におけるビールの販売も30年以上前から行っていますが、物理的な距離の問題もあり、本格的な営業活動は展開されていませんでした。そこでオランダに現地法人が設けられ、今まさに欧州でのビジネスが加速されようとしているのです。
しかしながら欧州は、世界的なビールブランドがひしめいている地域です。競争の激しいこの場所で、市場のシェアを取りにいくのは容易ではありません。国内市場ではサッポロビールを知らない人は殆どいませんが、ヨーロッパでは社名やブランド名を認知してもらうところから取り組まなければならないと痛感しています。そのための具体的戦略をどうしていくか。欧州ビジネスを一段上のステージに引き上げるために、5年、10年先を見据えて戦略を立案し、事業基盤を築いていく挑戦がこれから始まります。
そもそも私がサッポロビールに入ったのは、国内のビール業界4位だったから。業界のチャンピオンではなく、チャレンジャー側に身を置いて、ビール業界の構図を変えたいと思ったからです。そうした意味で、欧州のビジネスは国内以上にチャレンジング。全力でぶつかっていくつもりです。

私のとある1日​

8:00
朝食
海外出張1日目。宿泊ホテル付近のローカル店舗で朝食をとる。
10:30
市場視察
現地のスーパー・コンビニエンスストアを視察。周辺エリアも歩いて市場を体感する。
12:00
ランチ
ミーティングの事前打ち合わせを兼ねて、一緒に出張している上司とランチ。
14:30
四半期ミーティング
販売代理店から営業報告や市場動向の報告を受け、懸案事項について協議する。
18:00
会食
販売代理店の人とSAPPORO PREMIUM BEERの取り扱い状況視察を兼ねてレストランで夕食。
SECTION 02

経営理念を体現したら、やりがいが実感できた。

そういう私も、業務用営業をしていた新人の頃は、思うような成果が出せずに悩みました。「なぜ上手くいかないんだろう?」と先輩たちに相談し、手当たり次第に書籍を読み漁りました。すると一冊の本に、「いい営業マンは商品を買ってもらって、なおかつ、“ありがとう”と言われる」という文が……。思い返してみれば、「今までの私は自分本位のモノ売りだった」と気がついて、そこからは心機一転。「新しい楽しさ・豊かさをお客様に発見していただく」というマインドで得意先に提案をしていくと、営業としての評価も上がり、商品を使ってくれるお店が増えていきました。会社の経営理念に沿って行動したことで壁を越え、「自分は何のために働くのか」という目的を見出すことができたのです。
そして理念への認識を深めてからは、商品カタログを持って歩くのも一切やめて、まずはお店の状況や困り事を伺うというスタンスで、飲食店様や酒販店様に足繁く通いました。そんな中でも特に親しくさせていただいたのが、兵庫県のある業務用酒販店様です。ご家族経営だったそのお店の事業をサポートするために、飲食店への営業に同行しながら助言をさせてもらったり、社長であるお父様と息子さんの間に入って、潤滑油の役目を果たしたり。気づけば酒販店の皆様も、私のことを本当の家族のように扱ってくれるようになりました。酒販店様の「いちばん星」になれたかどうかは分かりませんが、自分としては「その方たちのためにできることはやり切った」と言える思い出です。
SECTION 03

日本食とペアリングして、海外の人びとに新しい発見を。

現在の国際事業は、サッポロビールの成長のキードライバーに位置付けられているビジネスです。欧州の担当になった時、上司からも「株価を動かす仕事をしてくれ」と激励されました。商品のブランディングと利益の双方で、どれだけのインパクトを生み出せるかが、今後の私の命題です。
この目標を実現するために重要なのが、現地の販売代理店との関係強化。多数のビールブランドを扱っている代理店の方々に、「SAPPORO PREMIUM BEERをぜひ売りたい」と思ってもらえるよう、まずは勉強会などを実施して、商品の価値を伝えていく。そして動機付けができたら、代理店をハブにして面展開を図っていくことが、効率的な販路拡大の方策になると考えています。
それに加えてもう一つ挑戦したいのが、日本食とのペアリングです。欧州の人びとはパブなどでビールを飲むことが多く、食事と一緒に楽しむ習慣があまり根付いていませんが、ヨーロッパでも日本食や日本文化は「Cool」と受け止められていますから、日系の飲食店でクオリティの高いSAPPORO PREMIUM BEER をフードと一緒に楽しんでもらう。このような体験は、欧州の人にとっても新しい発見になるはずです。そして長期的には、日系からローカル店舗へと接点を拡大し、欧州や世界中の人びとに「SAPPOROを飲むことがカッコいい!」と思ってもらえる未来を築いていきたいです。
SECTION 04

未来の仲間たちへ

会社選びをする際は、「自分はなぜここで働くのか」という確固たる理由や信念を見つけることが大切だと思います。突き詰めれば、それはおそらく「経営理念に共鳴できるかどうか」だと思うので、充実した社会人人生を送るためにも、納得いくまで自己分析をしてみてください。

橘さんてどんな人?

有言実行のマルチプレイヤーという印象です。彼と出会った5年前から国際事業部を目標にしており、グローバル人財研修へのエントリー、駐在経験者へのヒアリング、英語の猛勉強など、夢を描くだけでなくマイルストーンをしっかりおいて着実に歩を進めていました。

北海道本部 北海道統括支社 道北支社 M.M

橘さんを一言でいうと、「心は熱く、頭はクール」。数年前、近畿の同期組で全国に発信できる成功事例を創ろうと声をかけてくれました。その取り組みは見事成功!熱い気持ちで周りの心に火をつけて、計画的にやりきる素晴らしい同期です!

外食統括部フードビジネスサポートグループ T.O

橘さんは志が高い努力家。当時、「シェア1位になること自体よりも、シェア1位を達成した時にお客様から「おめでとう!」という電話が鳴りやまない状態が、自分たちの目指すべき理想」と教えていただいたのが凄く印象に残っています。

近畿圏本部 神戸支社 T.M

橘さんの印象は「改革マインド溢れる好男子」。既存の仕組みや前例踏襲に対して常に疑問を持ち、経験が浅いながらも自分なりの視点で改善策を構築する姿勢は、チームの最若手としてメンバーへの刺激を与えています。

国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部 T.K

「真面目で芯の強い人」。橘さんが国際事業本部に赴任したころ、国際情勢が大変な時期がありました。しかし橘さんは一切弱音を吐かず、このような状況も自分自身にとって貴重な経験となると言い、真摯に業務を取り組んでいたのが印象的です。

国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部 Y.C