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外食トピックス

ぐるなびリサーチ部、2024年「今年の一皿」に選定された「うなぎ」を調査

ぐるなびは、「楽天ぐるなび」ユーザーなどのぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として、定期的に情報を発信しているが、今回は、2024年「今年の一皿」に選定された「うなぎ」について調査した。
■うなぎが好きな人は9割、特に「好き」は50~60代男性で高く、最も低いのは20代女性
 まず、うなぎが好きか聞いたところ、全体では、「うなぎが好き・計(好き63.5%+どちらかといえば好き27.2%)」(90.7%)と回答した人は9割を超えた。特に、「好き」は50・60代男性(各78.8%・77.4%)で高く、最も低いのは20代女性(51.9%)だった。
■食べるところは、飲食店派が5割弱に対して自宅派が4割弱と1割ほどの差
 うなぎを食べるのは、飲食店と自宅のどちらが多いかに関しては、全体では「飲食店・計(飲食店29.3%+どちらかといえば飲食店18.5%)」(47.8%)、「自宅・計(自宅17.3%+どちらかといえば自宅20.4%)」(37.7%)と、飲食店が5割弱に対して自宅派が4割弱と1割ほどの差があった。年代別では、20代男性は飲食店派(40.9%+21.6%)が6割強と高かった。
■食べる頻度は「半年に1回くらい」が最多で、次いで「年に1回くらい」
 どのくらいの頻度でうなぎを食べるかに関しては、全体では、「半年に1回くらい」(38.6%)が最多で、次いで「年に1回くらい」(25.5%)、「2~3ヶ月に1回」(19.6%)と、頻度高く食べる日常の食べ物ではなく、年に数回の特別なものであることがわかった。その中でも、60代は3人に1人以上が「2~3ヶ月に1回以上(月に1回以上5.0%+2~3ヶ月に1回30.9%)」(35.9%)と頻度が高かった。
■食べる季節は「夏」が半数以上で最も高く、食べるシーンは「土用の丑の日」が4割以上
 うなぎはどの季節に食べることが多いかに関しては、「夏」(55.4%)が半数以上で最も高いが、「季節関係なく」(38.4%)も4割弱と少なくはなかった。
 また、どのような時に食べることが多いかに関しては、「土用の丑の日」(45.5%)が最多で、次いで「安く買えたとき」(25.4%)、「疲れたとき、スタミナを付けたいとき」(24.4%)、「頑張ったときのご褒美」(20.2%)が2割台で続いた。
■食べ方は「うな重」と「うな丼」が僅差で1位と2位
 どのようにうなぎを食べることが多いかに関しては、「うな重」(53.1%)と「うな丼」(50.1%)が僅差で1位と2位となり、「蒲焼(単品)」(23.2%)、「ひつまぶし」(22.4%)、「寿司」(12.6%)が上位回答であった。
■9割が愛するうなぎがもたらす「特別感」と「活力」
 同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『うなぎは9割の方に好まれる、愛され食材であることがわかりました。特に、50代60代男性では嫌いな方を探すのが難しいほどの結果となりました。食べる場所は、飲食店派が自宅派よりやや多く、特に20代男性では6割強が飲食店派と回答しており、飲食店でより本格的な味を楽しみたい方が多いことがわかりました。食べる頻度は「半年に1回くらい」、「年に1回くらい」との回答が多いことから、うなぎは、頻度高く食べる日常の食べ物ではなく、特別なものである様子もうかがえました。皆様に回答いただいたエピソードをみると、うなぎを子どもの頃からの特別な思い出として記憶されている方も多く、だからこそ「特別な時のためのとっておき」になっているのかもしれません。その他に、「疲れた時に食べるもの」「活力源」と考えている方も多くいらっしゃることがわかりましたが、最近は、手軽にいただけるうなぎのお店やメニューも増えてきましたので、「特別な時のためのとっておきのうなぎ」と「疲れた時のためのふだんのうなぎ」、両方楽しむことができそうです。年の瀬で忙しく、疲れていらっしゃる皆様、ぜひ今夜はうなぎにしてみては?』とコメントした。

【調査概要】
調査期間:12月9日~12月10日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員1,300名

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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