日本チェーンストア協会、8月のスーパー売上高は前年を上回る103.8%
日本チェーンストア協会は、会員企業47社・9,277店を対象にした2024(令和6)年8月度チェーンストア販売統計を発表。8月は、食料品は節約志向から買上点数の減少傾向が続いているが、農産品の相場高、店頭価格上昇の影響もあり動きは良かった。衣料品は季節商品を中心にまずまずの動き、住関品の動きも良かったことから、総販売額は1兆869億7370万円(店舗調整後前年同月比103.8%)と2ヶ月ぶりに前年を上回った。
部門別では、食料品が7868億2865万円(同105.7%)、衣料品が477億916万円(同100.3%)、日用雑貨品などの住関品が1990億8487万円(同107.4%)、サービスが24億7746万円(同106.8%)、その他が508億7369万円(同76.5%)であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、じゃがいも、キャベツ、たまねぎ、トマト、ミニトマト、きゅうり、レタス、人参、ブロッコリー、きのこ類、カット野菜、カットサラダなどの動きは良かったが、枝豆などの動きは鈍かった。果物では、桃、西瓜、梨、ぶどう、バナナ、キウィフルーツ、カットフルーツなどの動きは良かったが、りんごなどは動きが鈍かった。
畜産品は、豚肉、鶏肉はまずまずの動きだったが、牛肉の動きは鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きも鈍かった。
水産品は、刺身、まぐろ、かつお、ぶり、あじ、うなぎ、サーモン、さんま、かれい、カニ・エビ、漬け魚、冷凍魚、丸干、しらすなどの動きは良かったが、刺身盛合わせ、はまち、赤魚、塩鮭、干物、ほたて、あさり、ちりめん、魚卵などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜はフライ、天ぷら、オードブル、ピザ、唐揚げ、焼物、焼鳥などの動きは良かった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともにまずまずの動き、米飯、寿司の動きも良かった。
その他食品は、米、水、飲料、牛乳、アイスクリーム、冷凍食品、レトルト食品、餅、パン類、乾麺、涼味麺、麺つゆ、カップ・袋麺、パスタ、デザート、シリアル、缶詰、水物、スナック菓子、和菓子、キャンディ、グミ、ビスケットなどは好調だったが、乳酸菌飲料、インスタントコーヒー、豆腐、練製品、プリン・ゼリー、豆菓子、米菓、清酒、ウィスキー、焼酎、ビール、新ジャンルビールなどの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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