日本チェーンストア協会、令和6年4月度チェーンストア販売統計を発表
日本チェーンストア協会は、会員企業 47 社・ 9,155 店を対象にした 2024( 令和 6) 年 4 月度チェーンストア販売統計を発表。 4 月は、食料品は節約志向からの買上点数減少が見られたが、農産品の相場高や店頭価格上昇もありまずまずの動きだった。衣料品は天候不順の影響もあり動きが鈍かったが、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額は 1 兆 146 億 3207 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.4 % ) と 14 ヶ月連続で前年を上回った。
部門別では、食料品が 6969 億 5948 万円 ( 同 101.4 % ) 、衣料品が 515 億 9624 万円 ( 同 81.0 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2095 億 1414 万円 ( 同 107.1 % ) 、サービスが 23 億 2939 万円 ( 同 104.0 % ) 、その他が 542 億 3282 万円 ( 同 89.2 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、キャベツ、大根、玉ねぎ、長ねぎ、トマト、レタス、なす、人参、アスパラガス、たけのこ、みょうが、カット野菜などは好調だったが、豆類、ミニトマト、さつまいも、きのこ類などの動きは鈍かった。果物では、いちご、柑橘類、バナナ、シトラスなどの動きは良かったが、りんご、輸入ぶどう、メロン、アボカドなどは動きが鈍かった。
畜産品は、鶏肉はまずまずの動きだったが、牛肉、豚肉の動きは鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、まぐろ、ぶり、鯛、サーモン、あじ、ほたて、ほたるいか、牡蠣、塩さば、冷凍魚、漬け魚、海藻類などはまずまずの動きだったが、刺身盛合わせ、かつお、まいわし、うなぎ、あさり、干物、ちりめんなどの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜はフライ、天ぷら、唐揚げ、焼き鳥、焼き魚などはまずまずの動きだったが、中華などの動きは鈍かった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともにまずまずの動き、弁当、寿司もまずまずの動きだった。
その他食品は、米、牛乳、乳酸菌飲料、飲料、乳製品、冷凍食品、アイスクリーム、パン類、麺類、袋・カップ麺、レトルト、オリーブオイル、和・洋調味料、デザート、スナック、珍味、豆菓子、グミ、キャンディー、ビール、ノンアルコール飲料などは好調だったが、乳飲料、練製品、漬物、納豆、豆腐、インスタントコーヒー、米菓、ビスケット、スープ、焼酎、新ジャンルビールなどの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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