ニチレイフーズ、日本唐揚協会と「全国から揚げ調査2018」を実施
ニチレイフーズは、一般社団法人日本唐揚協会と、全国の一般消費者 13,922 名、カラアゲニスト 330 名を対象に、「鶏のから揚げ」に関する意識・実態調査「全国から揚げ調査 2018 」を実施した。
■最もから揚げを食べている県は「青森」、「好きな部位」ランキングでは各地の個性が明確に
まず、 1 ヶ月 1 人当たりのから揚げ消費個数を都道府県別で調べたところ、最も多かったのは「青森」 (32.0 個 ) で、「大阪」 (30.9 個 ) 、「福岡」 (29.9 個 ) の順となった。一方、最も少なかったのは「愛知」 (14.1 個 ) で、 1 位の半分以下の結果となった。
また、鶏のから揚げの「好きな部位」を聞いたところ、全体では「もも」 (85.8%) が圧倒的な人気でトップに。次いで「むね」 (44.4%) 、「手羽先」 (37.5 % ) という結果に。都道府県別で比較すると、最も「もも」を好きなのは、「奈良」 (92.0 % ) で「宮城」 (91.0 % ) 、「埼玉・和歌山・島根」 ( 各 90.0 % ) と続いた。「むね」は、から揚げ専門店の多い「大分県 (57.0 % ) がトップで、「山梨」 (53.0 % ) 、「長野・鳥取」 (51.0 % ) 。「手羽先」は、「愛知」 (48.0 % ) を抑えて、「鹿児島」 (52.0 % ) 、「宮崎」 (50.0 % ) 、「三重」 (49.0) がトップ 3 だった。
■から揚げでイメージするものは「家族」。家族の食卓おかずとして圧倒的支持
「から揚げのイメージ」について聞いたところ、全体では「家族で楽しめる」 (44.8 % ) 、「家族が好き」 (44.7 % ) 、「メインのおかずになる」 (42.9 % ) が上位となった。なお、「惣菜から揚げの衝動買い」の有無についても聞いてみたところ、全体では 62.5 %が衝動買いの経験が「あり」と回答。性年代別では「 50 代女性」 (74.5 % ) が最も高く、次いで「 40 代女性」 (68.5 % ) 、「 30 代女性」 (67.8 % ) であった。から揚げのシズル感溢れる魅力や、家族に人気のおかずである点はもちろん、から揚げが夕食や昼食、そのつなぎのおやつやおつまみとしても便利に利用できる点が、 30 ~ 50 代の女性に特に選ばれている理由と思われる。
■から揚げに最も合う飲み物では年代差が明らかに。 20 代の半数以上が「お茶」を選択
から揚げに最も合う飲み物を聞いたところ、全体では「お茶 ( 日本茶+烏龍茶 ) 」 (45.5 % ) が最も高い結果となった。一方、年代別でみたところ、 20 代は「お茶」を含むノンアルコール類が過半数を占め、アルコール類は 15.1 %であったのに対し、 50 代はビール単独でも 27.3 %とその差が歴然。アルコール類全体で約 4 割と、 50 代はおつまみとしての利用が多いことが伺えた。
■「冷凍食品」から揚げの支持拡大、コンビニ、外食を上回る結果に
月 1 回以上食べているから揚げの喫食頻度を調査したところ、「手作り」 (39.5 % ) 、「惣菜」 (37.5 % ) に続き、「冷凍食品」 (23.7 % ) が「コンビニ」 (21.8 % ) 、「外食」 (16.9 % ) を上回る 3 位にランクイン。理由としては冷凍食品のから揚げを「夕食」で利用する人が多いことや、「調理の手軽さ」などが考えられる。
また、それぞれの喫食シーンについて調査したところ、「夕食」としての利用が最も多い結果となった。特に「冷凍食品」は、お弁当だけでなく「夕食」 (55.4 % ) で最も利用されており、利用シーンの広がりから「コンビニ」「外食」を上回ることになったようだ。
【調査概要】
調査期間: 6 月 22 日~ 6 月 25 日
調査対象:全国の 20 ~ 79 歳 の男女 (13,922 名 ) 、カラアゲニストの男女 (330 名 )
調査方法:インターネットによるアンケート調査
記事配信/外食ドットビズ(2018/10/30)
制作協力/外食ドットビズ