2018年の訪日外客数は初の3千万人超え、過去最多の3119万2千人

日本政府観光局 (JNTO) は、 2018 年 12 月と年間の訪日外客数推計値を発表。年間 (2018 年 1 月～ 12 月 ) の訪日外客数は、初の 3 千万人超えとなる 3119 万 2 千人 ( 前年比 8.7 ％増 ) と JNTO が統計を取り始めた 1964 年以降で最多となった。

2018 年度は、東アジア市場を中心に自然災害による旅行控えが見られたが、年末までに東アジア市場すべてで前年同月を上回るまでに回復した。東南アジア市場については各市場における訪日旅行プロモーションが訪日需要を創造し、欧米豪市場については、好調なクルーズ船需要やグローバルキャンペーンの実施により、年間を通じて好調な伸びを示した。

市場別では、中国が 838 万人となり全市場で初めて 800 万人台に達したほか、タイが 113 万人となり、東南アジア市場で、初めて 100 万人を突破するなど着実な伸びを示し、結果として香港を除く 19 市場で過去最高を記録した。

また、 2018 年 12 月の訪日外客数は、 263 万 2 千人 ( 前年同月比 4.4% 増 ) と、 2017 年 12 月の 252 万 1 千人を約 11 万人以上上回り、 12 月として過去最高を記録した。

市場別では、シンガポール、マレーシアが単月として過去最高を記録し、英国、イタリアを除く 18 市場で 12 月として過去最高を記録した。夏から秋にかけての一連の災害等の影響で、韓国 (6 月～ ) 、台湾 (9 月～ ) においては前年同月を下回っていたが、観光需要の復興に向けた取り組みが奏功し、前年同月を上回るまでに回復した。

記事配信／外食ドットビズ(2019/01/17)
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