ビール・発泡酒・新ジャンル商品の飲用動向と税金に関する調査②
ビール酒造組合ならびに発泡酒の税制を考える会は、今年度の「ビール・発泡酒・新ジャンル商品の飲用動向と税金に関する調査」を実施した。今回は、昨日に引き続き、ビール・発泡酒・新ジャンル商品の飲用動向についてお知らせする。
■普段「ビール」を「飲んでいる」人は 8 割強、理由は「おいしいから」がダントツ
普段の「ビール」の飲用状況聞いたところ、「飲んでいる」 (81.7 % ) という人が 8 割を超えた。飲んでいる理由は、「おいしいから」 (79.7 % ) を挙げる人が突出して多く、「飲みごこちがよいから」 (45.0 % ) 、「味や品質がよいから」 (36.1 % ) が続いた。
また、今年 4 月からビールの定義が変更され、今まで以上にいろいろな風味のビールを楽しめるようになった。そのことを知っているか聞いたところ、「詳しく知っている」 (12.8 % ) という人は 1 割強だったが、「聞いたことはある」 (46.1 % ) という人を合わせると、“認知者”は 6 割近く (58.9 % ) に達した。
■「発泡酒」を飲む理由は「安いから」の他、「糖質ゼロなどの機能性があるから」など多種多様
普段の「発泡酒」の飲用状況を聞いたところ、「飲んでいる」 (40.2 % ) は半数以下、「飲んでいない」 (59.8 % ) 人が過半数で、「ビール」の飲用率 (81.7 % ) の半数以下だった。
「発泡酒」を飲んでいる理由は、「安いから」 (61.4 % ) が最多で、「家計の助けになるから」 (22.4 % ) も 5 番目に挙げられ、“価格”が大きな理由となっている。 2 位に「おいしいから」 (42.0 % ) 、 3 位「味や品質がだんだんよくなってきたから」 (26.6 % ) 、 4 位「味が軽いから」 (25.9 % ) と、“味の良さ”も評価されている。そのほか 6 位「糖質ゼロなどの機能性があるから」 (15.7 % ) 、 7 位「どこのお店でも気軽に買えるから」 (12.9 % ) 、 8 位「ビールに比べてバラエティに富んでいるから」 (9.5 % ) 、 9 位「からだにいいから」 (7.2 % ) などと、ビールよりも多種多様な理由が挙げられている。
■新ジャンル商品を「飲んでいる」人は 6 割超で、「発泡酒」よりは 2 割多い
「新ジャンル商品」の飲用状況を聞いたところ、「飲んでいる」 (60.3 % ) は 5 人に 3 人の割合で、「ビール」の飲用率よりは低いものの、「発泡酒」よりは 20 ポイント高くなっている。
「新ジャンル商品」を飲んでいる理由は、「安いから」 (74.0 % ) が圧倒的に多く、「家計の助けになるから」 (20.6 % ) も 4 位と、“価格”が評価される傾向。 2 位「おいしいから」 (39.5 % ) 、 3 位「味が軽いから」 (23.5 % ) 、 5 位「味・香りのバラエティに富んでいるから」 (16.9 % ) 、 6 位「糖質ゼロなどの機能性があるから」 (14.1 % ) など、“味”や“機能性”も理由に挙げられている。
記事配信/外食ドットビズ(2018/10/30)
制作協力/外食ドットビズ