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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、2024年の「ハロウィーン」について調査

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、新型コロナ5類移行後2度目となる2024年の「ハロウィーン」への参加意向、賛否等に関する意識についてのアンケートを実施した。
■2024年「ハロウィーン」行事参加予定者は16.1%、前年参加実績を0.9ポイント上回る
 今年も「ハロウィーン」の季節がやってくる。今年の行事参加予定については3圏域計で16.1%と、前年の参加実績15.2%(2024年に調査)と比べると0.9ポイント上回る結果となっている。前年の参加実績は3年連続で増加しており、今年もさらに増加する可能性がありそうだ。参加予定率が最も高かったのは男女とも20代で、20代男性では25.3%、20代女性では21.4%が参加予定と回答している。前年の参加実績と比べると、30代女性(+2.4ポイント)や50代男性(+1.6ポイント)等で参加予定が前年実績より増加となっており、逆に30代男性(-1.2ポイント)と40代女性(-0.6ポイント)では少なくなっている。
■2024年の「ハロウィーン」を一緒に過ごしたい相手は「友人・知人」が2年連続で最多に
 誰と過ごしたいかに関しては、「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外は僅差だが、1位は「友人・知人」で9.0%と、2年連続して最多となった。「友人・知人」は、2021年の5位から、2022年は3位、2023年は1位と順位を上げ、家族中心の集まりであったコロナ禍中のハロウィーンから平時に戻ったことを感じさせる。2位は「夫婦二人で」で8.4%、3位は「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」が8.1%であった。性年代別では、20代の男女と30代女性では、一緒に過ごしたい相手として「友人・知人」が、40代男女では「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」が他の性年代よりも多い。
■2024年の「ハロウィーン」、過ごし方の希望では「かぼちゃ料理を食べたい」がトップ5入り
 過ごし方の希望を聞いたところ、「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外でのトップ5は、1位は「家で過ごしたい」(18.2%)、2位は「ハロウィーンスイーツを食べたい」(11.4%)、3 位は「外食を楽しみたい」(7.5%)、4位は「かぼちゃ料理を食べたい」(7.4%)、5位は「飲酒を楽しみたい」(7.1%)。前年と比べて、トップ5からは「会話を楽しみたい」が圏外となり、「かぼちゃ料理を食べたい」がトップ5入りを果たした。「外食を楽しみたい」は順位こそ、前年の5位から3位に上がったが、回答割合は前年と同じであった。性年代別では、20・30代女性は他の性年代に比べ様々な過ごし方に積極的であり、楽しみにしている様子がうかがえる。
■最も楽しみにしている過ごし方では「子どもにお菓子をあげたい・配りたい」がトップ5入り
 希望する「ハロウィーン」の過ごし方があった人(n=3,484)に、今年のハロウィーンで最も楽しみにしている過ごし方を聞いたところ、トップ5は、1位「家で過ごしたい」(26.1%)、2位「ハロウィーンスイーツを食べたい」(12.9%)、3位「外食を楽しみたい」(8.3%)、4位「飲酒を楽しみたい」(5.7%)、そして5位「子どもにお菓子をあげたい・配りたい」(5.2%)がトップ5の一角に食い込んだ。性年代別では、20~50代女性で「ハロウィーンスイーツを食べたい」、50・60代男性で「外食を楽しみたい」「飲酒を楽しみたい」の回答割合が他の性年代に比べ高くなっている。
■「ハロウィーン」に肯定的な理由、30~60代女性では「子どものためのお祭りとして良い」
 「ハロウィーン」に肯定的な人が答えたその理由は、1位「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」(32.6%)、2位「子どものためのお祭りとして良い」(28.5%)、3位「経済効果がある」(26.7%)と3年連続して順位が同じであったが、回答割合は前年比では減少傾向であった。性年代別では、30~60代女性で「子どものためのお祭りとして良い」、20~40代男性で「たまにはめを外す機会として良い」、20~40代女性で「飾りつけなどが楽しい」の回答割合が、他の性年代よりも高かった。
■「ハロウィーン」に否定的な理由、「感染拡大危惧」は10.4%で8位に後退
 「ハロウィーン」に否定的な人が答えたその理由は、1位「自分には関係がないように思う」(49.4%)、2位「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」(35.2%)、3位「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」(23.9%)とこちらも2年連続の同順位。「感染症の流行につながりそう」は2年連続で減少し(前年14.4%→今年10.4%)、順位も前年の6位から8位に後退した。性年代別では、50・60代女性で「自分には関係がないように思う」「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」、20・30代男性で「もう飽きた」の回答割合が、他の性年代と比べ高かった。

【アンケート調査概要】
調査方法:事前調査で本調査への協力意向が得られたモニターの中から、脱落率を加味して設定した必要数をランダムに抽出し、本調査の案内メールを通知
調査期間:9月2日~9月13日(本調査)
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20歳~69歳男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:8,124件(首都圏4,148件・関西圏2,129件・東海圏1,847件)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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