ぐるなびリサーチ部、ぐるなび会員を対象に「さんま」に関する調査を実施
ぐるなびは、「楽天ぐるなび」ユーザーなどのぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として、定期的に情報を発信しているが、今回は、「さんま」について調査した。
■秋に食べたくなる食材1位は過半数を占めた「さんま」、年代が上がるにつれて回答率増に
まず、秋に食べたくなる食材を聞いたところ、1位は過半数を占めた「さんま」(53.2%)で、以下、「梨」(48.3%)、「栗」(44.3%)、「サツマイモ」(40.9%)、「新米」(36.8%)が続いた。
年代別の「さんま」の回答率は、「20代」(42.9%)、「30代」(45.9%)、「40代」(55.5%)、「50代」(59.0%)、「60代」(63.2%)と、年代が上がるにつれて増える傾向がみられた。
■全体の3割の人がさんまを食べた、6割弱の人がまださんまを食べていないが食べたい
今年、既にさんまを食べたか、食べていない人は食べたいと思うか聞いたところ、全体では30.5%の人が「食べた」、58.5%の人が「食べていないが食べたい」と回答した。
年代別のさんまを食べる意向(食べた+食べていないが食べたい)に関しては、「20代」(計86.2%)、「30代」(計86.6%)、「40代」(計89.4%)、「50代」(計91.1%)、「60代」(計91.5%)と年代が上がるにつれ意向が高くなる傾向がみられた。
■最も好きなさんまの調理法は9割近くを占めた「焼く」、若年層ほど「内臓も食べる」
さんまを「食べたい」「食べていないが食べたい」と回答した人(n=1,156)に、最も好きなさんまの調理法を聞いたところ、9割近くを占めた「焼く」(87.1%)がダントツ1位だった。次いで、「生(刺身)」(7.2%)、「炊き込みご飯」(2.9%)、「揚げる」(1.4%)、「煮る」(1.3%)であった。
また、さんまを焼いて食べる際、内臓も食べるかに関しては、全体では「食べない」(55.3%)が「食べる」(44.7%)を上回った。生年代別でみてみると、「20代男性」(55.8%)と「30代男性」(53.6%)では過半数が「食べる」と回答、女性でも「20代」(47.9%)と「30代」(42.5%)のそれぞれ4割強が「食べる」と回答するなど、若い人ほど内臓も食べるようだ。
■「さんま」の人気再確認!20~30代は秋の味覚を丸ごと楽しむ傾向に
同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『秋に食べたくなる食材として「さんま」が1位となり、その高い人気が明らかになりました。しばらく不漁等による高値が続いていましたが、今年は既に食べた方が3割。「まだ食べていないが食べたい」という方も6割弱と多く、「今年こそはさんまを!」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は私も、スダチと炭は準備済で、あとは型の良いさんまに出会うのを楽しみにしているところです。
ところで、今回の調査結果では若い男性ほど内臓まで食べる傾向が強いという結果になりました。女性でも20代、30代で内臓を食べる方が4割を超えており、新しい世代がさんまの風味をより楽しんでいる様子がうかがえました。内臓については、私は真逆の結果が出ると予想していましたが、予想を裏切る意外な調査結果にさんまの奥深さを感じました。』とコメントした。
【調査概要】
調査期間:9月30日~10月1日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員1,300名
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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