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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、8月度東名阪三大都市圏の外食市場動向

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪三圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女8,124人(有効回答数)を対象とする2024年8月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 8月の外食市場規模は、3圏域合計で3019億円。前年同月比は+231億円と33ヶ月連続して前年実績を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)比は86.9%で、前月の83.8%から好転した。19年比の好転は今年5月以来となっている。延べ外食回数の19年比は76.0%で前月の同77.7%を下回ったが、外食単価(2,874円)が19年比114.3%と大きく伸びて、市場規模の19年比での好転につながった。
 中分類での市場規模は、食事主体業態・計は19年比93.1%(前月同91.5%)、飲酒主体業態・計は同74.9%(同71.3%)、軽食主体業態・計は同89.2%(同81.5%)と、いずれのカテゴリーも19年同月比は前月より改善した。
 業態別の市場規模は、「ファミリーレストラン、回転すし等」(前年比増減+39億円)、「居酒屋」(同+22億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同+20億円)等、主要16業態中14業態で前年を上回った。「ファミリーレストラン、回転すし等」(延べ回数+172万回/単価+73円)、「居酒屋」(同+22万回/+95円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。19年比では「ファストフード」(114.7%)、「すき焼き・しゃぶしゃぶ・鍋・おでん等の専業店」(107.0%)等6業態がコロナ禍前を上回る市場規模であった。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:69.5%(前年比+0.8pt) ②外食頻度:3.83回/月(同+0.13回) ③外食単価:2,874円(同+102円) ④外食市場規模3019億円(同+231億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:69.1%(前年比+0.8pt)、関西圏:70.2%(同+1.1pt)、東海圏:69.9%(同+0.3pt)
②外食頻度…首都圏:3.98回/月(同+0.15回)、関西圏:3.74回/月(同+0.11回)、東海圏:3.43回/月(同+0.10回)
③外食単価…首都圏:2,938円(同+99円)、関西圏:2,867円(同+105円)、東海圏:2,604円(同+105円)
④外食市場規模…首都圏:1852億円(同+149億円)、関西圏:798億円(同+59億円)、東海圏:370億円(同+24億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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