12月のスーパー売上高、既存店ベースでは3ヶ月連続で前年を下回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 58 社・ 10,447 店舗を対象にした平成 30 年 12 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は農産品が相場安の影響を受け苦戦、衣料品、住関品は月の前半比較的気温が高めで季節商品を中心に動きが鈍かったこともあり、総販売額は、 1 兆 2941 億 3274 万円で、店舗調整後前年同月比 99.3 %と 3 ヶ月連続でマイナスとなった。
部門別では、食料品が 8464 億 5350 万円 ( 店舗調整後前年同月比 99.2 % ) 、衣料品が 969 億 3260 万円 ( 同 95.3 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2619 億 5788 万円 ( 同 101.0 % ) 、サービスが 38 億 1225 万円 ( 同 101.6 % ) 、その他が 849 億 7651 万円 ( 同 100.4 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、人参、玉ねぎ、トマト、ブロッコリー、なす、舞茸などの動きは良かったが、白菜、キャベツ、大根、レタス、小松菜、きのこ類、加工野菜などの動きは鈍かった。果物では、いちご、みかん、レモン、アボカド、ぶどう、バナナ、キウィフルーツなどの動きは良かったものの、柿、りんごなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉の動きは良かったが、豚肉、鶏肉の動きは鈍かった。鶏卵、ハム・ソーセージはまずまずの動きだった。
水産品は、刺身の盛り合わせ、まぐろ、サーモン、えび、いくら、味付数の子、ちりめんなどの動きは良かったが、たこ、丸物、牡蠣、かに、切身、うなぎ、筋子、塩鮭などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、焼き物などの動きは良かったが、中華の動きは鈍かった。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに動きは良かった。寿司、弁当の動きも良かった。
その他食品は、乳酸菌飲料、米、乳製品、油、飲料、煮豆、缶詰、納豆、カニカマ、豆菓子などは好調だったが、ヨーグルト、鍋物関連、水物、アイスクリーム、冷凍食品、カップスープ、インスタントコーヒーなどは苦戦した。
記事配信/外食ドットビズ(2019/01/23)
制作協力/外食ドットビズ