4月のスーパー売上高、既存店ベースでは2ヶ月連続で前年を下回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 10,065 店舗を対象にした平成 30 年 4 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は農産品の相場安の影響もあり苦戦、衣料品、住関品は天候不順の影響を受け動きが鈍かったこともあり、総販売額は 1 兆 620 億 1429 万円 ( 店舗調整後前年同月比 98.8 % ) と 2 ヶ月連続でマイナスとなった。
部門別では、食料品が 6804 億 3985 万円 ( 店舗調整後前年同月比 98.6 % ) 、衣料品が 890 億 4902 万円 ( 同 97.3 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2233 億 1084 万円 ( 同 99.0 % ) 、サービスが 27 億 4645 万円 ( 同 96.0 % ) 、その他が 664 億 6813 万円 ( 同 102.2 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、トマト、きゅうり、ミニトマト、アスパラガス、ブロッコリー、きのこ類、カット野菜などの動きが良かったものの、じゃがいも、レタス、キャベツ、玉ねぎ、白菜、里芋などは苦戦した。果物では、すいか、いちご、マンゴー、メロン、ぶどうなどは好調だったが、りんご、柑橘類、パイナップル、グレープフルーツなどが不調だった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉はまずまずの動きだったが、鶏卵、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、かつお、いわし、うなぎ、さわら、塩鮭、海藻類などの動きは良かったものの、まぐろ、たこ、あじ、さば、いか、貝類などの動きは鈍かった。
惣菜は、揚げ物、焼き物は好調だったが、中華、スナック類は不調に終わった。要冷惣菜は、洋惣菜の動きは良かったものの和惣菜の動きは鈍かった。米飯の動きは良かったが、寿司の動きは鈍かった。
その他食品は、乳製品、飲料、素麺・冷麦、アイスクリーム、冷凍食品、納豆、ゼリー、洋菓子などの動きは良かったものの、ヨーグルト、酒類、インスタント麺、練製品、水物、インスタントコーヒー、カレー類、和菓子などの動きは鈍かった。
記事配信/外食ドットビズ(2018/05/23)
制作協力/外食ドットビズ