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外食トピックス

2月の百貨店売上高、既存店ベースでは3ヶ月連続で前年を下回る

日本百貨店協会は、調査対象百貨店 80 社・ 225 店の平成 30 年 2 月度の全国百貨店売上高概況を発表。売上高は、 4290 億 7709 万円 ( 店舗調整後前年同月比 0.9 %減 ) と 3 ヶ月連続でマイナスとなった。

2 月は、高額消費とインバウンドが引き続き堅調に推移した一方、降雪・寒波等の天候要因で入店客数や春物の季節商材に影響が出たことや、株価乱調による景気回復の一服感などから、差し引き 0.9 %減と前年実績を僅かに下回り 3 ヶ月連続マイナスとなった。

顧客別では、国内市場 ( シェア 93.5 % ) が 2.8 %減と前年に達しなかったものの、中華圏の春節休暇で賑わいを見せたインバウンド ( 同 6.5 % ) が 38.7 %増の約 280 億円と前月の約 284 億円に次ぐ過去 2 番目の売上を記録した。

地区別では、 10 都市が 7 ヶ月連続プラスの 0.2 %増。引き続き富裕層消費とインバウンド効果の高い 5 地区 ( 札幌、東京、横浜、大阪、福岡 ) で前年をクリアした。地方 (10 都市以外の地区 ) は、 3.5 %減と 10 ヶ月連続マイナスであったが、関東地区が 3.3 %増と 3 ヶ月ぶりにプラスし、前月から 1.1 ポイント改善した。

商品別では、化粧品 (6.2 %増 ) と高額商材 ( 美術・宝飾・貴金属 /3.8 %増 ) を含む雑貨が 4.0 %増と 15 ヶ月連続プラス。輸入特選雑貨やアクセサリーが好調だった身のまわり品は 4.6 %増と前月の伸び率から 3.8 ポイント上昇し、 2 ヶ月連続でプラスした。衣料品は寒波の影響で防寒アイテムが好調だった半面、春物の動きが鈍く 3.5 %減と 3 ヶ月連続マイナス。食料品は、バレンタイン商戦で盛り上がりを見せた店舗があったものの、天候不順による入店客数減や生鮮の価格高騰が影響して 3.2 %減となった。

なお、商品別売上高は、食料品が 1192 億 9493 万円 ( 店舗調整後・前年増減率 1.9 %減 ) 、衣料品 1189 億 6577 万円 ( 同 3.5 %減 ) 、身のまわり品 560 億 1622 万円 ( 同 4.6 %増 ) 、雑貨 841 億 8611 万円 ( 同 4.0 %増 ) 、家庭用品 180 億 6915 万円 ( 同 3.1 %減 ) 、食堂喫茶 111 億 7182 万円 ( 同 1.9 %減 ) 、サービス 45 億 8580 万円 ( 同 3.5 %減 ) 、その他 95 億 858 万円 ( 同 3.0 %減 ) 、商品券 74 億 3056 万円 ( 同 3.4 %減 ) だった。

記事配信/外食ドットビズ(2018/03/26)
制作協力/外食ドットビズ

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