熊本城復興応援缶

熊本城がいかに愛されているのかを日々、強く実感しています。経済観光局 熊本城総合事務所 主任主事 復興城主担当 京 瑞代さん

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震災から約2年ですが、市民の皆さんや観光客の方々から、今回の熊本城の被災についてどのような声を聞かれますか?

とにかく「悲しい」という声をとても多く聞きます。
初めて見る方もいらっしゃいますが、以前から何度も足を運んでくださっている方も多くいらっしゃり、そのような方は以前の熊本城の姿を思い出して話されます。
復旧に20年以上かかるのなら、自分が生きているうちには見られないのではないかとおっしゃる方もいます。

昨年ご説明いただいた「復興城主」制度ですが、現在はふるさと納税サイトでも城主になれるのですね。
この復興城主に対する市民やファンの皆さんの反応はいかがですか?

復興城主は、熊本城を早く復旧させてほしいという方々に、城主になるという形でご協力いただこうと、2016年11月にはじめた制度です。

※熊本城復興城主についてはこちら

開始初日は、1,500人近くのお客さまが窓口に直接来られるなど、大変な反響をいただきました。想定外の大人数がいらっしゃったので、2~3時間お待たせした方もいらっしゃいます。
私たちとしては、熊本城を想って復旧を待ち望んでくださる方々がこんなにたくさんいるのだということを、改めてはっきりと実感させられたときでもありました。

それから1年以上経過しましたので復興城主の申し込み数は落ち着いてきたのですが、昨年から「ふるさとチョイス」というふるさと納税のウエブサイトを通じて復興城主への寄附をしていただけるようになりました。その申込みを通じても様々なお声を届けていただいております。

最後に、ひとこと。

2019年の秋を目指して大天守が復旧中です。小天守も含めた天守閣全ての復旧が完了する2021年春ごろには、天守閣の中までご覧いただけるよう取り組んでおります。今後も、たくさんの方々に熊本城に来ていただき、その過程も含めてご覧いただきたいです。