2023年春夏メンズ パリファッションウィークでランウェイショーを発表したTAAKK。約2年ぶりの大舞台を終えて帰国したデザイナー、森川拓野を、“SORACHI1984”のブリューイングデザイナー、新井健司が迎えるトークセッション。
新井:パリコレお疲れ様でした!
森川:ありがとうございます。なんとか無事に終えられました。
新井:約2年ぶりのパリコレ、どうでしたか?
森川:今、できることはすべてやりきりました。全力を出し切れたと思います。
新井:それは良かった! 表情を見ていると充実ぶりがうかがえます。ジャーナリストもたくさん駆けつけて盛況だったそうですね。
森川:そうですね。たくさんのゲストが来てくれました。僕たちは誰がどんな媒体のジャーナリストかよくわからなかったんですが、有名なジャーナリスト、雑誌社、新聞社の方も大勢来ていただいていたようです。TAAKKはパリファッションウィークの公式スケジュールでフィジカルのコレクション発表が今回が初めてなんですが、ファッションウィークの初日に、しかも新人のコレクションにこれだけ人が集まるのは珍しいことだと聞きました。
新井:渡仏後は当日まで順調だったんですか?
森川:いや、いろいろありました(笑)。パサージュ・デ・プランスという、ガラス天井のアーケードと、吹き抜けの中庭を会場にしたんですが、天気予報が嵐で……。当日までヒヤヒヤでした。新井:写真を見る限り、天気は良さそうでしたね。
森川:はい、晴れてくれて助かりました。19時スタートだったんですが、この日は夏至で、パリは夜22時くらいまで明るいんです。あ、ちなみに、パリの夏至は音楽の日で、「フェット・ド・ラ・ミュージック」というお祭りで。街中に音楽が鳴り響いていました。とても気持ちの良い日だったので、中庭でゲストたちに“SORACHI 1984”を振る舞えたら最高だったかも。ゲストたちと一緒に飲むことはできませんでしたが、モデルやスタッフたちと、ショーの後に、“SORACHI 1984”で乾杯をしました。パリでも評判は上々で、みんな美味しいと言っていました。
新井:ありがとうございます。次はもっと沢山用意して、ゲストのみなさんにも飲んでいただきたいですね。次回の計画や構想はもう始まっているんでしょうか。
森川:パリコレのあと、ミラノで展示会をしたり、ヨーロッパにしばらく滞在していたので、まだ、日本に帰国したばかりで、まだ、次回の計画は立てていません。今回は好評をいただけたようなので、改めて、次の戦略を練りたいと思っています。
新井:お疲れのところ、今日はありがとうございました。次の計画、楽しみにしていますね。
TAAKK/ ターク
デザイナー 森川拓野
サッポロビール ( 株 )
SORACHI1984ブリューイングデザイナー 新井 健司
SORACHI’S TALK... #01『“PHILOSOPHY” 創造の姿勢。』編
SORACHI’S TALK... #02『“IN PROGRESS” ブランドの現在とこれから。』編