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外食トピックス

カゴメ、「野菜の好き嫌いと食経験」に関する意識調査を実施

厚生労働省が平成28年「国民健康・栄養調査」にて発表した成人1日の野菜摂取量の平均は276.5gで、目標の350gを下回っており、野菜不足は深刻な問題となっている。カゴメは、野菜の摂取量が少なくなりがちな時期の1月から2月にもっと野菜を食べ、 健康的な食生活を送ってもらいたいとの思いから制定した、1月31日の「愛菜(あいさい)の日」に合わせ、幼少時の食経験やその他経験が、野菜の好き嫌いにどう影響するのかの実態を探るべく、16~69歳の男女2295人に対し「野菜の好き嫌いと食経験」に関する意識調査を行った。
■約6割の人が大人になって野菜嫌いを克服
 子どもの頃(小学校1~3年生)と現在(16歳以上)においての野菜の好き・嫌いを調査したところ、子どもの時は「好き」(36%)、「どちらでもない」(34%)、「嫌い」(30%)、大人になって「好き」(77%)、「どちらでもない」(18%)、「嫌い」(5%)という結果となった。 子どもの頃野菜嫌いだった人の中で、現在の野菜好き・嫌いの割合を見たところ、大人になって野菜を好きになった人が約6割いることがわかった。
■野菜好きは野菜摂取量との相関があることが明らかに
 現在の1日の野菜摂取量を聴取したところ、野菜好きな人ほど野菜摂取量の平均が高く、「野菜好きな人」と「野菜好きでは無い人(普通+嫌い)」の差は47.14gとなった。また、「子どもと時から野菜好きな人」と「子どものとき嫌い・普通、現在野菜好き」で野菜の摂取量を比較したところ、 子どもの時から野菜好きだった人の方が野菜摂取量の平均が高く、幼少時から野菜好きになることが、大人になってからの野菜摂取量増にも影響することがわかった。
■野菜好きほど毎日、毎食で野菜料理が食卓に
 野菜好きには幼少期の何が影響するか調べるべく、子どもの頃の食卓の状況を調査したところ、現在野菜が好きな人ほど、子どもの頃に毎日、毎食で野菜料理が食卓に出ていたことがわかった。また、現在野菜が好きな人ほど食卓に出たおかずの品数も多く、 子どもの頃の食事状況が野菜の嗜好性に大きく影響していることがわかった。さらに、「野菜嫌いが軽減された/好きになった」きっかけについて聴取したところ、1位は「味の好みが変わったから」、2位「野菜のおいしさがわかったから」、3位「美味しい野菜を食べたから」となり、 野菜の美味しさを知ることで克服していることがわかった。

 調査では野菜好きは野菜摂取量との相関があることや、野菜好きになる要因が明らかになった。
 料理研究家・栄養士の高城順子先生は「子どもの野菜嫌いを治す食生活」に関して、『こどもは「甘味」、「旨味」、「塩味」の3つの味がベースで成長に従って「酸味」、「苦味」、「渋味」等を受け入れてきます。 野菜には「酸味」「苦味」「渋味」が多く含まれるので食べられないことが多いですが少しずつ慣れていくようになります。最初に食べなかったとしても諦めず食卓に出し続けることが大切です。
 そのためには形を変えたり、固さに気を配ったり、調理法を変えたり、味を変えたり、好きなものに混ぜ込んだりして知らず知らずに口に運ぶ機会を多くするようにすることが大事です。また、食卓ではゆったりと子どもと一日の出来事や、 料理の話をしながら楽しむことにより、食の習慣が心地よく身に付きます。子どもは環境が変わると嫌いだったものを口にすることも大いにあります。家から外に出て見たり、いつもの食器と違ったり、気分を高めてお腹を空かせると嫌いなものでも口にすることが出来ようになります。 色々な機会を利用して食べられるようにしましょう。』とコメントした。

記事配信/外食ドットビズ(2018/01/31)
制作協力/外食ドットビズ

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