12月のスーパー売上高、既存店ベースでは5ヶ月ぶりに前年を上回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 9904 店舗を対象にした平成 29 年 12 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品では相場高の影響もあり農産品が好調、衣料品も比較的低気温だったこともあり季節商品を中心に動きが良かった。
住関品の動きは鈍かったが、総販売額は 1 兆 2869 億 7760 万円で前年同月比 ( 店舗調整後 ) 100.9 %と、 5 ヶ月ぶりにプラスとなった。
部門別では、食料品が 8395 億 4258 万円 ( 店舗調整後前年同月比 101.1 % ) 、衣料品が 1019 億 8762 万円 ( 同 102.4 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2578 億 3101 万円 ( 同 99.3 % ) 、サービスが 38 億 263 万円 ( 同 105.3 % ) 、
その他が 838 億 1376 万円 ( 同 102.5 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、白菜、ねぎ、小松菜、きゅうり、れんこん、カット野菜などは好調だったが、じゃがいも、にんじん、トマト、レタス、かぼちゃなどの動きは鈍かった。果物では、柑橘類、ぶどう、バナナ、カットフルーツなどは好調だったものの、柿、メロン、りんご、
キウィフルーツなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉は好調、ハム・ソーセージ、鶏卵の動きも良かった。
水産品は、刺身の盛り合わせ、まぐろ、たこ、ぶり、あじ、いわし、塩鮭、うなぎ、数の子などの動きは好調だったが、えび、さんま、いか、サーモン、いくらなどは不調だった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、スナック類、焼き物が好調だったが中華の動きは鈍かった。要冷惣菜は和惣菜の動きは良かったものの洋惣菜は苦戦し、寿司、弁当の動きは良かった。
その他食品は、米、パン、乳酸菌飲料、飲料、甘酒、鍋物関連、アイスクリーム、インスタント麺、冷凍食品、缶詰、納豆、豆菓子、チョコレートなどの動きは良かったが、乳製品、ヨーグルト、マヨネーズ・ドレッシング、インスタントコーヒーなどの動きは鈍かった。
記事配信/外食ドットビズ(2018/01/26)
制作協力/外食ドットビズ