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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、10月度東名阪3大都市圏の外食市場動向

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,642人(有効回答数)を対象とする2024年10月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 10月の外食市場規模は、3圏域合計で2948億円。前年同月比は+180億円と35ヶ月連続して前年実績を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)比は93.9%で、前月の90.9%を上回った。19年比の改善は3ヶ月連続でコロナ禍以降では最も回復した。外食頻度が19年比94.6%(前月同90.0%)と回復し、外食単価の伸び(19年比113.6%)と相まって市場規模の回復につながった。
 市場規模の食事主体業態・計は19年比100.4%(前月同97.3%)、飲酒主体業態・計は同80.3%(同78.0%)、軽食主体業態・計は同102.1%(同98.8%)で、軽食主体業態・計がコロナ禍前実績を上回ったのは初。
 業態別の市場規模は、「和食料理店」(前年比増減+25億円)、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(同+24億円)、「居酒屋」(同+19億円)等主要16業態中14業態で前年を上回った。「和食料理店」「居酒屋」は、延べ回数が前年を下回ったが(各-64万回、-6万回)、単価が前年を上回った(各+505 円、+145円)。なお、市場規模の19年比では「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(117.3%)、「アジアン料理店」(110.1%)等9業態がコロナ禍前を上回った。主要16業態中過半数がコロナ禍前市場規模を上回ったのも初めてのことだ。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:67.8%(前年比+0.7pt) ②外食頻度:3.84回/月(同-0.01回) ③外食単価:2,873円(同+169円) ④外食市場規模2948億円(同+180億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:67.6%(前年比+1.7pt)、関西圏:66.6%(同-2.1pt)、東海圏:70.2%(同+1.3pt)
②外食頻度…首都圏:4.01回/月(同-0.04回)、関西圏:3.83回/月(同+0.08回)、東海圏:3.24回/月(同-0.11回)
③外食単価…首都圏:2,980円(同+155円)、関西圏:2,828円(同+222円)、東海圏:2,475円(同+106円)
④外食市場規模…首都圏:1850億円(同+124億円)、関西圏:764億円(同+48億円)、東海圏:334億円(同+8億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

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