8月のスーパー売上高、既存店ベースでは3ヶ月連続で前年を上回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 10,212 店舗を対象にした平成 30 年 8 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は農産品、惣菜が好調だった。衣料品、住関品は天候要因もあり苦戦したが、総販売額は 1 兆 861 億 4557 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.1 % ) と 3 ヶ月連続でプラスとなった。
部門別では、食料品が 7379 億 2754 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.9 % ) 、衣料品が 711 億 6884 万円 ( 同 93.5 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2122 億 6670 万円 ( 同 99.5 % ) 、サービスが 28 億 3859 万円 ( 同 97.5 % ) 、その他が 619 億 4390 万円 ( 同 99.9 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、キャベツ、きゅうり、ピーマン、トマト、なす、枝豆、カット野菜などは好調だったが、じゃがいも、大根、とうもろこしなどの動きは鈍かった。果物では、スイカ、梨、ぶどう、キウイフルーツなどは好調だったが、りんご、桃、メロン、バナナ、グレープフルーツなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉、鶏肉の動きは良かったが、豚肉の動きは鈍かった。鶏卵の動きは良かったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、刺身盛り合わせ、マグロ、さんま、海藻類などの動きは良かったものの、生カツオ、近海魚、うなぎ、貝類、塩干物などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、スナック、焼き物、焼き鳥は好調だった。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに好調だった。米飯、寿司の動きも良かった。
その他食品は、飲料、缶詰、チョコレート、アイスクリーム、涼味関連商品、納豆、梅干し、漬物、塩あめなどはまずまずの動きだったが、パン類、カップ麺、ドレッシング、スープ類、冷凍食品などの動きは鈍かった。
記事配信/外食ドットビズ(2018/09/27)
制作協力/外食ドットビズ