串田アキラさん
スペシャルインタビュー
INTERVIEW
観客と一緒に歌って
楽しむライブにしたい!
ー今年9月にデビュー50周年を迎える串田さん。11月には記念ソロライブも行う予定です。どんなライブになるのでしょうか?
「ライブは“Delight”、すなわち喜ばせたいというのがテーマです。これまで歌ってきた作品を、お客さんと一緒に歌って、会場全体が一体となって楽しめるような内容にするつもりです。“麦とホップ”の歌も、いつか皆さんと一緒に歌いたいですね! 明るく元気のでる歌ですし、きっと大いに盛り上がるでしょうね。今から楽しみです。
それから、今後は聴いてくださる方との距離が近い少人数のキャパのライブも積極的に開催したいですね。毎日がスタートという気持ちで頑張っていきたいと思っています」
ー長年、特撮やアニメの主題歌を歌われていらっしゃいますが、その中で感じた時代の変化などはありますか?
アニメ・特撮の主題歌を歌い始めた頃は、子供たちはヒーローと歌だけはよく知っていても、歌っている人の名前はほとんど知られていませんでした。その子どもたちが大人になってネットなどで情報を調べるようになり、串田アキラという名前を知ってもらえたと思います。アニメや特撮作品そのものも、単なる「子ども向け」ではないものがたくさんあることが広く知られるようになったのではないでしょうか。
ー串田さんはヒーロー作品のテーマソングを歌われることが多いですが、普段の歌い方で心がけていらっしゃることはありますか?
歌って、歌い方一つで雰囲気が全く違ってくるんですね。少しキーを上げると明るい雰囲気になったり、逆に下げればどっしりとした印象になったり。これまで色々なアニメ・特撮ソングなどを歌わせていただきましたが、子どもだけに向けて歌うことは少ないです。子どもに受ける歌い方は、必ず大人にも受けると思うんです。それはヒーローの在り方と同じで、強いだけ、ガンガン行くだけではダメ。どんな歌も、優しさをどこかで感じさせた歌い方にしようと心がけています。
ー串田さんは、落ち込んだりストレスを感じた際は、どのように解消していらっしゃいますか?
音楽で行き詰まった時は、『好きでこの道に入ったんだろう。音楽への"好きさ"が足りないんだ。もっと音楽を好きになれ!』と言い聞かせるようにしています。音楽を始めた頃のことを色々と思い返し、気持ちを奮い立たせています。
その場で一緒に飲みたかった!と
思わせるほどの、香川さんの飲みっぷり
ーCMをご覧になった感想はいかがですか?
「いやぁ~、とっても楽しそうに飲んでいていいですね~! 何より香川さんが素晴らしい!一緒に飲みたい!その場で一緒に乾杯したかった!!」
その日の気分に合わせ、温度を変えて
ビールを楽しむほどのお酒好き
ー串田さんは普段、どのようにビールを楽しまれていますか?
バンド仲間と「お疲れ様!」と飲むのをはじめ、ビールはよく飲みます。ビールが好きなんですよ。
自分にとってのビールは、仲間と一緒に最初の一杯として飲むもの。気分を切り替え、“自分の体へのご褒美”という気持ちで飲んでいます。自宅でビールを飲むときは、クリーミーな泡を楽しみたいならやや温度を高めに、「カーーッ」とインパクトのある喉ごしを楽しみたいならキンキンに冷やして……という具合に、気分に合わせて色々な楽しみ方をしています。
こんな深い味わいが!
と嬉しい驚きを感じた麦とホップ
ー新しくなった麦とホップをお飲みいただいた感想をお聞かせください。
リニューアル前も十分美味しいと感じていたのですが、新しくなった“麦とホップ”は、麦の香ばしさとほろ苦さをさらに堪能できてびっくりしました。しかもそれらを、喉の奥でもしっかりと感じられるんですよね。スッキリと爽やかな飲み口なのに、後からコクや甘みの余韻も感じられ、とても美味しい。『え?こんなにしっかりとした美味しさが味わえるのか!』と嬉しい驚きでした。ビールと同じように、その日の気分によって温度や注ぎ方を変えても楽しめそうですね。
お酒が喉に入っていくような気持ちで
歌い上げたCMソング
ー今回、CMソングのオファーをもらった際のお気持ちをお聞かせください。
節目の年にこのようなお話をいただき、とても嬉しかったです。しかも大好きなお酒のCMだったので、『絶対に「麦とホップが飲みたい!」という気持ちにさせる歌い方をしよう』と強く思いました。
ー歌い方のポイントや、歌に込めた思いなどをお聞かせください。
とにかく飲みたい気分になる雰囲気作りのために、テンションを上げに上げて収録に臨みました。収録では、自分もビールが喉に入っていくような気持ちを感じながら歌うことで、より“飲みたくなる気分”を表現しました。また、ちょっとパンチを効かせて炭酸の心地よさを表しつつ、アルコールが胃に落ちたときのちょっとホッとした落ち着きも感じられるような緩急をつけてみました。
麦とホップは、わ~っと明るく飲みたいお酒だと思ったので、テンションを上げていきましたが、CMの雰囲気ともよく合っていてよかったです。
麦とホップは
「明日の自分のために支えてくれるヒーロー」
ー“麦とホップ”を例えるならば、どんなヒーロー像でしょうか?
「ヒーローを後押しするヒーロー」じゃないでしょうか。常に前面に出て戦うわけではなく、さり気なくサポートしながら癒やしを与えてくれるような存在。飲んだ人の“明日”のための支え・活力となってくれる飲み物、それが麦とホップなのではと思います。
歌声で小さな頃を思い出してもらいつつ、
嬉しいギャップを感じてほしい
ーCMをご覧になっている方、全国の麦とホップファンの方にメッセージをお願いします。
アニメ、特撮ヒーローの作品を観て育った人たちがこのCMを観て、憧れのヒーロー像はそのままに「あれ?この歌声は……?」とちょっと子ども時代のことを思い出してもらえると歌手冥利に尽きますね。その上で「串田が歌っているのは、ヒーローソングだけじゃないんだぞ、こんなCMソングも歌っているぞ!」と知っていただけたら、こんなに嬉しいことはないです。
みなさん、飲んで歌って「よろしく!」
串田アキラ(くしだ あきら)プロフィール
神奈川県横浜市生まれ。10代の頃から米軍のベースキャンプでドラムをたたきながらリズム&ブルースを歌う。1969年「からっぽの青春」で東芝エキスプレスよりデビューしてから今年50年を迎える。NHK「ステージ101」に出演。79年映画「MAD MAX」劇場テーマ曲。1981年「太陽戦隊サンバルカン」を皮切りに「キン肉マンGoFight!」、「宇宙刑事」シリーズ、「戦闘メカ ザブングル」など特撮ヒーロー、アニメソングや「富士サファリパーク」などのCMソングでも活躍。海外における活動も積極的で、中南米、東南アジアなどにも多くのファンがいる。親子三代に聞かれる歌手として力強く、それでいて暖かい歌声で 聴く人を魅了し続けている。