- 世界屈指の実力派ワイナリー
-
アルゼンチンワインを代表する産地、メンドーサ州に拠点を置く世界屈指の実力派ワイナリー、ファミリア・ズッカルディ社。
1990年代にはアルゼンチンを代表する〝プレミアムワインプロデューサー“として、アルゼンチンワインの先駆者的存在となりました。
1990年代にはアルゼンチンを代表する〝プレミアムワインプロドューサー“として、アルゼンチンワインの先駆者的存在となりました。
アルゼンチンのワイン史を語る
ファミリア・ズッカルディ社
ファミリア・ズッカルディ社は創業時から家族経営を貫くワイナリーとして注目をされている、アルゼンチンを代表するワイナリーです。
もともと降雨量の少ないアルゼンチンの農業に貢献する灌漑設備メーカーとして誕生したズッカルディ社。転機となった1960年後半に、灌漑設備のPR用に果物を栽培したことが、やがてワイン製造事業に乗り出すきっかけとなりました。
初代社長のアルベルト・ズッカルディ氏は、国内外のワイン醸造機器を積極的に導入してゆきます。1970年代には世界的なワイン品評会への出品を開始。1990年代にはアルベルト氏の息子、ホセ・ズッカルディ氏がアルゼンチンを代表する先駆者的ワインメーカーとして活動を開始し、現在は二代目社長のホセ・ズッカルディ氏の息子、セバスチャン・ズッカルディ氏が三代目ワインメーカーとしてプレミアムワインの拡充に向けリーダーシップを発揮しています。
セバスチャン・ズッカルディ氏は南米で最も権威のあるワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2019の称号を受賞する等、世界が注目する若手醸造家の一人です。
セバスチャン・ズッカルディ氏は自信が手掛けたワインを「テロワールを表現した Mountain wine (山のワイン)」と呼んでいます。
標高1,000mのブドウ畑
ファミリア・ズッカルディ社は雄大なアンデス山脈の麓にあるメンドーサ州ウコヴァレーの高地に位置しています。標高1,000mに広がるぶどう畑は、日照量が多く、昼夜の気温差が大きいことから、糖度と酸味のバランスが良いぶどう栽培が可能となります。複雑に絡み合う繊細な気象条件、土壌は、長年の経験を持ったぶどう栽培家と見事なコンビネーションによって、テロワールを最大限に表現したぶどう造りが行われています。
ブドウの病害やフィロキセラによる被害も乾燥した気候により、ほとんど心配はなく、農薬の使用量を抑えられる為、理想的な栽培環境が整っていると言えます。
複数のテロワールを奏でた"山のワイン"
セバスチャン・ズッカルディ氏の目指すワイン造りは、気候や土壌の個性、地形の特長と言ったテロワールを最大限に表現したものです。このエリアの土壌は、ミネラル豊富な花崗岩とミネラルの少ない砂岩が混在しており、数メートル場所を変えただけで、ブドウは異なる成長を見せるほど、土壌は複雑です。セバスチャンはこの土壌の特性を研究・分析し、土壌の特性に合わせた栽培方法を行うことで、品質の高いMountain Wine 造りに挑戦しています。
コンクリートタンクの先駆者
コンクリートタンクで本来の味わいを引き出す ファミリア・ズッカルディ社はコンクリートタンクで行う発酵・熟成にこだわりを持っています。樽の香りがワインに移るオーク樽の使用を最小限にし、コンクリートタンクによる発酵と熟成を経ることによって、ぶどう本来の味わいを表現したスタイルのワイン造りを心掛けています。コンクリートタンクはワインの熟成過程でそのストラクチャーに丸みを与えることから、ぶどう由来のリッチな味わいと滑らかな口当たりを楽しむことができます。