Our People
今日のピーター・レーマンは
バロッサにおいて
最も洗練されたミディアムサイズの
ワイン醸造施設となっています。
- ワイナリーをスタートさせた時、ピーターはたった5か月間でゼロからワイナリーを設立しなければならなりませんでした。ピーターは、ワインメーカーチーム、セラーハンズ(サポートスタッフ)、エンジニアと共に、将来的な拡張も視野に入れつつ、最も効率的にスペースと資源を使用できるワイナリーを設計しました。今ではワイナリーのシンボルともなっているウェイトブリッジ(ぶどうの重さを計る計量台)は、農家の記念碑として地元の大理石を使って建設されました。ここはすべてのワインが生命をスタートさせる場所です。こうして1980年2月までに、何とかファーストヴィンテージを受け入れる体制を整えたのです。
- ピーターは、ファーストヴィンテージ収穫期、持ち込まれるぶどうの状態を確かめる為、また農家との交流の為、ほとんどの時間をウェイトブリッジで過ごしました。そしてそれは2002年ピーターが現役を退くまで続きました。毎日の仕事が終わるころ、また長い収穫期が終わるころ、ウェイトブリッジはピーターのバーとなり、農家達と沢山の思い出深い談話が繰り広げられました。この伝統は今日まで続いております。もしこのウェイトブリッジの古い大理石の壁がしゃべることができたなら、きっと彼らはバロッサの歴史について誰よりも説得力のある説明が出来るでしょう。
-
- 世界に誇る、情熱的な栽培農家とワインメーカーチームをご紹介します。
ワインの背景にある人々の物語を是非ご覧ください。
-
-
NIGEL WESTBLADE
CHIEF WINEMAKER
チーフワインメーカーのナイジェル・ウェストブレードは、20年以上ワイン産業に携わっており、豊富な知識と経験を持つ。アメリカ、オーストラリア、中国などの主要なワイン産地で、収穫から醸造まで一連のワイン造りを経験してきた。2017年にピーター・レーマンのチーフワインメーカーとなった。ワイン造りに対する情熱と才能を持ち、素晴らしいリーダーシップにより、ピーター・レーマンワインの将来の方向性のかじ取り役を担っている。
-
-
BRETT SMITH
SENIOR WINEMAKER
ブレットは大学在学中、北米と欧州を旅行する為の資金を稼ぐため、海外で幾つものヴィンテージを経験してきた。ソノマで2回目の収穫を経験して初めて、ブレットは収穫やブドウ栽培、ワイン造りの面白さに気が付き夢中になった。彼は母国であるオーストラリアに戻り、ブドウ栽培とワイン醸造について学ぶべきタイミングだと決めた。
彼のワイン造りのキャリアは2011年に始まる。バロッサで幾つかのヴィンテージを経験したブレットはこの産地に心を奪われ、2016年、喜んでピーター・レーマンチームに加わる。ブレットはワインメーカーチームの仲間たちと一緒に、素晴らしいワイン造りの系譜を未来へと継承していくことに貢献している。
-
-
TIM DOLAN
SENIOR WINEMAKER
ティム・ドランはバロッサにおいてワイン造りを行ってきた家庭の3世代目である。父であるナイジェル、祖父であるブライアンはそれぞれの時代において最も影響力のあるワインメーカーの二人である。
若くしてワイン造りに夢中になったティムは、学校が終わるとポケットマネーの為に、ワイナリーで圧搾や清掃などあらゆる仕事を手伝った。アデレード大学でワイン学の学位を取得すると、ティムは出来る限り多くの海外経験を蓄積する為に、アメリカ、イタリア、カナダ、オーストラリアなどの8か国のワイン産地で5年間の旅に乗り出す。ティムは自分のキャリアを構築する為オーストラリアに戻り、2011年ピーター・レーマンに加わる。当時のチーフワインメーカーであるアンドリュー・ウィガンの右腕的存在として経験を重ね、それ以降、溢れる情熱とアイディアをもつ有能なワインメーカーとして力を発揮している。
-
-
BROOKE BLAIR
WINEMAKER
ブルックはアデレード大学を卒業した後、ワイン学の学位を持ち、クナワラのホリックワインズで3回の収穫を経験する。彼女はその後、スペインに旅立ち、北半球でのファーストヴィンテージを楽しむ。しかし次の11年間ブルックの心を鷲掴みにしたのはカナダだった。カナダにおいて10年以上ワイン造りに携わった後、ブルックはそろそろオーストラリアの大地に戻るべきだと決め、ピーター・レーマンのワインメーカーチームに加わる。彼女は尊敬されているワインメーカーチームの一員になることにわくわくしており、ピーター・レーマンの豊かな遺産を更に発展させることを楽しみにしている。
Our Wines
バロッサ・コミュニティの情熱と
クラフトマンシップを反映したワイン
-
ストーンウェル シラーズ
- 厳選された特別なシラーズのみで造られる
ピーター・レーマンの最高峰レンジ
-
ピーター・レーマンのレンジで最高峰の位置にある「ストーンウェル シラーズ」は、バロッサが世界の偉大なワイン産地の一つとして認識されるために造られた芸術品。高樹齢(最古の樹は1885年植樹)と低収量(1エーカー辺り1.5トン以下)の畑から厳選されたシラーズのみで造られます。
小粒で色濃く、明らかに他のシラーズとは異なる風味を持つ畑「ストーンウェル」から名付けられました。数十年の熟成に耐える資質とストラクチャーが備わったワインです。ストーンウェル・シラーズは 20年以上に亘りオーストラリアの最高のシラーズの一つとして賞賛されています。
-
マスターズ シリーズ
- その年の最も優れた畑から生産される。バロッサの伝統品種を長期熟成させてからリリースするピーター・レーマンのトップレンジ
-
ピーター・レーマンの才能あるワインメーカー達によってバロッサ各所に広がる800を超える畑より厳選されたその年のベスト・リースリング、セミヨン、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニョンにふさわしいと認められたロットより生み出される数量限定のスペシャル・エディション。
チェスの駒には一世一代のギャンブラー精神でワイナリーを設立したピーター・レーマン氏の想いが込められています。
-
ザ・バロッサン シリーズ
- 次世代のワインメーカーによりバロッサを体現したワイン
-
初代ワインメーカーであるピーター・レーマン氏へのオマージュとして次世代のワインメーカ―達により作られたワインです。現代のバロッサを自分たちの手で体現しようとして作られました。
古典的バロッサシラーズに比べ、滑らかな舌触りで飲み口が良く、かつアメリカンオークのチョコやモカのニュアンスが加わったニュージェネレーションを意識したワインです。
-
ポートレート シリーズ
- ピーター・レーマンの顔となるワイナリーを代表するワイン
-
ポートレート=“肖像画”
バロッサという産地の肖像画を描くように産地の個性とすばらしさを表現したいという想いが込められています。それは、ピーター・レーマン氏の想いでもあり、この産地を支えるぶどう農家との約束でもあります。
バロッサを代表する3つの品種(シラーズ、カベルネ、リースリング)それぞれから作られる、バロッサらしさを体現した伝統的なスタイルのワインです。
Discover The Barossa
Discover The Barossa
ワイン産地、バロッサについて
南オーストラリア州のアデレードから80㎞北東に位置するバロッサは、世界で最も偉大なワイン産地の一つとして認められています。緩やかな丘や谷、尾根は1840年代までさかのぼる世界最古のブドウの樹のホームであり、数々の象徴的なワールドクラスワインを生産する産地として知られています。
- GEOGRAPHY OF THE BAROSSA バロッサの地形
- バロッサは、バロッサ・ヴァレーとエデン・ヴァレーという二つの個性が異なる産地より形成され、14のサブリージョンが存在します。バロッサ・ヴァレーは多様なテロワール、地形、メソ気候が存在するという点でユニークです。まるでパッチワークキルトで編みこまれたように、どのサブリージョンも多様性に富む土壌タイプを持っており、それがワインの中に独特なフレーヴァ―とキャラクターを与えています。
-
- MULTIPLE CLIMATES 多彩な気候
- バロッサは温暖気候と冷涼気候の産地が隣接する珍しい産地です。バロッサ・ヴァレーでは、暑く乾燥した夏に特徴づけられるように温暖な地中海性気候を享受しています。比較的降雨量が少なく、湿度が低い為、ぶどう生育にとって適したコンディションとなっています。より低い谷底は、より温暖となり、フルボディのシラーズの生育に適しています。高い標高のエデン・ヴァレーでは、豊富な冬の降水量がある冷涼な気候です。エデン・ヴァレーの土壌は、岩々しい酸性土壌で、浅い岩と頁岩からなり、ワールドクラスのリースリングを産み出します。
-
- WORKING WITH GROWERS ACCROSS THE REGION ぶどう農家との協業
- ピーター・レーマンは、バロッサ・ヴァレーからエデン・ヴァレーに至る広大なバロッサ全域において、100以上のぶどう農家と何十年もの協働関係を築いています。何世代にもわたる農家との強い信頼関係の元、産地で最も高品質なぶどう栽培を可能にする協働活動により、ピーター・レーマンは、人々や産地の個性あふれるストーリーを語るプレミアムワインを造り続ける事が出来るのです。