北緯43度の北海道・余市は、ワイン用ぶどうの栽培地としては冷涼な土地として知られています。日本海を見下ろす起伏に富んだ傾斜地にある畑は、気象条件がドイツの銘醸地と類似することから、当社はその可能性にいち早く着目し、日本ワインの新たな名産地として育んできました。弘津ヴィンヤードをはじめとする契約栽培農家では、ケルナー、ミュラートゥルガウなど、繊細で爽やかなドイツ系品種を中心に栽培する一方、ツヴァイゲルトレーベ、ピノ・ノワールなど赤ワイン品種の栽培にも取り組み大きな成果を挙げています。梅雨が無く少雨、北海道の中では温暖で凍害の心配が少ない気象条件を味方に、産地の個性を表現したぶどうづくりに励んでいます。
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ツヴァイゲルトレーべ
耐寒性に優れ、美しい色をもつオーストリア系品種。独特の香りときれいな酸味が特長。
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ケルナ-
若いうちは青リンゴのような爽やかな香り、熟成すると蜂蜜のような香りが楽しめる。