1876
開拓使麦酒醸造所の開業
北海道開拓時に設立された『開拓使麦酒醸造所』でビールづくりを始めたことが、サッポロビールの起源です。麦酒醸造所の建設が計画される中、ベルリンビール醸造会社にてビール醸造を学んでいた中川清兵衛が帰国。当時、開拓使はまず東京に麦酒醸造所を建設し、試験醸造に成功したのち北海道に移設することを計画していましたが、中川から低温で発酵・熟成させるビール造りの話を聞いた麦酒醸造所建設の責任者である村橋久成は氷の重要性を認識し、氷雪の豊かな北海道に建設すべきと進言。開拓使幹部の決定を覆し、1876年、札幌に「開拓使麦酒醸造所」が完成しました。